澤田です。
「ヒデリノトキハナミダヲナガシ サムサノナツハオロオロアルキ」
酷暑の夏は青空を見上げ、豪雨の降る時は 田んぼの稲が心配と見に行き 毎年不作は天気のせいにする。
昨日はMCEI大阪支部の2010年9月度の定例会でした。 会場はいつもご無理をお願いして用意していただいている 大阪守口市にある三洋電機のご本社の会議室。

会場全景
東京からお呼びしたのが農業ジャーナリストと 自ら名乗られる青山浩子さん。 今メディアでは結構農業の注目があつまっています。
青山さんは愛知県生まれで大学は京都外大卒。 JTBに就職したけれど営業がうまくできなかったとかで 韓国留学や韓国系商社を経て船井総研に勤務され99年に独立され 農業ジャーナリストとして現在に至ると冒頭に自己紹介がありました。
講演は農業をとりまく環境のデータの紹介から始まりました。 耕地面積が1961年から3/4に減っている。 販売農家数もこの20年で半分近くまで減っている。
農家数は減少して高齢化は進みというマイナスデータばかり。 唯一のプラスデータは耕作放棄地の増加だけという 目を覆わんばかりの散々たるデータばかりです。
ところが供給されている国民一人当たりの熱量は 摂取熱量が減ってきていることもあり はるかにオーバーフローしていて 今でも供給熱量を減らさないといけないらしい。
食料の自給率が40%を切るところまでなっていますが それでも供給熱量はオーバーフローです。 安い輸入品ですべてがまかなわれているわけです。
そんな中でも唯一ほぼ100%の自給率を誇っているのはコメです。 30年以上前から私たちの国はコメの減反に取り組んでいます。 主業農家一戸当たりの平均所得はたったの550万円ほどです。
兼業農家が多く年収700万円以上ある農家はたった13%ほど。 これでは子どもを大学に行かすわけにいけません。 それでも広い農家に住み車も3台くらいはあります。
青山さんはビジネスモデルとしての農業と 食料自給のための農業は切り放して 考えなければいけないと仰る。
青山さんのビジネスモデルとしての農業は 元気な農家、儲かる農家です。 現実に儲かっている農家の事例をお話いただきました。
最近は規制緩和による大手企業の農業参入もありますが まだまだ利益がでている企業は少なく 農業ビジネスの苦闘をお話されました。
儲けにくい農業環境の要因は収益への変動要因が多い。 不作をほとんどの農家は天気のせいにする。 あいたたたた!ぼくら営業もすぐに天気!景気!のせいのします。
青山さんの考える儲かる農業ビジネスは 原価計算ができる農業経営者を増やすこと。 生活者視点で考え地域密着の企業とのコラボの事例も紹介されました。
最後の質疑応答では参加者から活発な質問が飛び交いました。 「ほんとに農家の人たちが農業経営者になれると思いますか?」 二代続いている奈良の野菜のタネ屋さんからの質問です。
決して農家をバカにしているわけではありません。 しかし現在の農家にはマーケティングやマネジメントという 概念は希薄であり学ぼうにも忙しくて学べない現状があります。
余りにもむつかしい現実が目の前にありました。 終了後懇親会でタネ屋さんが差し入れていただいた 朝どりのミニキューリがなんともうまかったです。

青山先生
MCEIはいろんな業界でいろんな現場で 困難な課題に挑戦している実務家の集まりです。 MCEIが取り上げるマーケティングの領域は広範です。
商品開発、広告、販促、営業、流通、 さらに組織や経営も取り上げます。 実務の世界では、すべて分かちがたく結びついているからです。
いやあぁっ! おもしろいお話とおもしろいご意見交換と おいしいキュウリとお料理とおいしいビールで盛り上がりました。

ワタシにピッタリ、ワタシらしい、ワクワクする
女性・生活者の社会的価値や個人的価値は
企業と顧客が共創することで実現。
これらの価値を高めることで企業は
女性・生活者から選ばれ・支持を高める。
昨日のMCEI大阪支部 2010年8月度 定例会で講師の
大阪市立大学大学院創造都市研究科 准教授の 
永田潤子先生に教えていただいた現代女性の価値観です。
大阪市立大学の永田先生は元は海上保安庁の
巡視艇「まつなみ」の女性初・最年少の船長でした。
現場で感じた問題意識を解決したいとキャリアアップされ
現在は大阪市立大学大学院創造都市研究科准教授であり
2008年9月からは大阪府橋下知事の特別顧問として
行政側からの改革に携わっておられます。
昨日の講演のテーマは
「選ばれる企業とは 
〜女性・生活者の視点から〜」でした。
先生の種々の調査・ヒヤリングなどで得られたデータを駆使して
女性・生活者の購買行動の原点を紹介していただきました。
「Shopping for a Better World」
永田先生の講演はこんな言葉の紹介から始まりました
Shopping for a Better World
〜あなたの買い物がよりよい世界をつくる〜
アメリカのアリス・テッパー・マーリーンさんが
1988年に出版された小さな本に書かれたことです。
まだ我が国にはCSRの概念はおろか言葉さえありませんでした。
毎日の買い物で何を選ぶか。何を買って、何を買わないか。
そのことが、企業を、そして世の中を動かしているという事実。
企業の良心を市場を通じ社会改革ができるという衝撃的な発想です。
先生のデータによると女性の購買行動には二つの面があり
ひとつは地球市民としてのエコを考える面と
もうひとつは過酷な経済環境のなかでの
価格に厳しい生活人という面が存在します。
もちろん環境に優しい買物へのニーズは大きいのですが
スーパーなどの購買接点での情報提供が価格に偏るなかで
ついつい価格訴求の商品を買い求めてしまう傾向がある。
女性のあした研究所 HER STORY社の
http://www.herstory.co.jp/index.html
女性・生活者のCSR調査分析によると
生活者の購買行動は7割から9割を女性が決定しているらしい
車や住宅などの高額商品の購買決定は7割で
関与度の低い低価格帯の商品は9割りを女性が決定権を握っている。
このデータを逆からみると男どもが独断で購買決定できる
商品はたった3割しかないということになります。
さらに企業の行動・姿勢・取り組みで望むことを調べました。
決してこんなお堅い項目を書いたアンケート郵送調査ではありません。
「ナマ声」データと名付けられた女性の座談会からでてきた
なにげない言葉を収集し整理したものです。
「企業の行動・姿勢・取り組みで望むこと」については
「気になる企業はどこ?」であり
「その気になる理由はなに?」というヒアリングです。
その結果、女性・生活者は
“対等かつ賢い消費者としての情報提供・開示”を求めており
製品やサービスを通じた、社会的責任や価値の創出を望んでいる。
環境への取り組みは商品や企業イメージを良くする。
キーワードは「安全」「誠実」「環境」「地球・次世代」
「情報公開」「女性」「地域貢献」などなどです。
そしてもっとも重要なことは女性は商品から
その企業のイメージをふくらますということです。
いくら清涼飲料のメーカーはゴミ分別に貢献していると
HPなどで言っていてもペットボトルを廃棄するときに
フィルムをどれだけカンタンにマニキュアを傷つけることなく
スムーズに剥がせるかによってその企業の評価は決まります。
そしてそのとき感じた印象はいいことなら3人に伝えますが
悪いことならなんと8人に伝えるということであります。
いかがですか?企業のエライさんのおっさんたち!
もうCSRはグリーン決算書を見てもらったらええやん!
ではないのですよ!
講演の最後に価値創出のキーワードを教わりました。
「顧客満足」から「顧客成功」
顧客は受身ですがこれからは企業と顧客が対等。
顧客成功・協働・パートナー・貢献/自由意思・社会的価値の創出
参画感と達成感を得られる仕組みがこれからのニーズと
教えていただきました。
「平均値なんてみていたら何も見えんぞ!
異常値を探せ!異端値を見つめろ!
そこに真実が潜んでいる!」
我がシショーミズグーこと水口健次さんの言葉です。
ぼくが営業力の講義の最後に使っているスライドにも
ミズグーの言葉があります。
21世紀。すべての産業は、すべての事業は、
なんであろうとも人間ビジネスになる。
個人企業、中小企業、すべての企業に
人間を理解する力の必要性が圧倒的に大きくなる
人が求めることに対するあたらしい理解力の上で
あらゆることを組み直していかなければならない。
企業のあらゆる活動は、生活者の視点に基づいて
おこなわれなければならない。
営業は理解力!営業は想像力!そして…愛
と書いています。
単品!単純!短絡!アタマの男どもには
到底分からないことかもしれませんね。
そして女性・生活者にとっての最高価値は
「未来の子どもたちのためになるから」です。
いみじくも65年前の今日です。
今日のように晴れて暑かった廣島です。
未来の子どもたちの命がどれだけ消えてしまったか。
いやあぁぁっ!
MCEI大阪支部の定例会はおもしろい!
今!旬の話題を旬なスピーカーが語ります。
コーバイセッテンとは生活者が購買したい商品と出会う接点です。
購買接点は最近ではヴァーチャルとリアルの二つの業態が存在します。
ヴァーチャルはツーハン!通信販売、無店舗販売です。
最近ではネット通販が大隆盛しています。
一方リアルはまさに生活者が欲しい商品を
手にとって見ることができる小売業です。
小売業には組織小売業と業種別小売業があります。
組織小売業とは組織的に広域でチェーン展開する小売業。
1960年以降に我が国に上陸した業態でGMSやSM・CVSや
家電量販店・スーパードラック・HCなどがあります。
これらも最近こそ売上を落としていますが
その勢いはとどまるところを知りません。
そして最後が業種別小売業です。
業種別ということはまさに業種ごとの小売業です。
魚屋さん八百屋さん肉屋さん米屋さん酒屋さん薬屋さんなどなど。
基本的にはメーカーが作った商品を問屋と呼ばれる
卸売業を通じて仕入れて生活者に再販売します。
我が国の伝統的な取引制度は
「特約店制度」と「多段階建値制」です。
W/R比率で表わされるように我が国の商流は長いです。
「川上」から流れ出した商流の出口に小売業が存在します。
業種別小売業が集まったものが「市場(いちば)」です。
業種別小売業が通りに連なっているのが商店街です。
アーケードやカラー舗装などが施され昔は隆盛していました
しかしこの業種別小売業が組織小売業が我が国に上陸して以来
その商業機能の狭さのためなのか社会環境の変化に
ついていけないのか分かりませんが斜陽の一途を辿っており
全国各地に「シャッター商店街」が出現しています。
これはまさに京産大の「営業力」の講義でも
昨日の午後あった大阪天満橋での大手前栄養専門学院での
カンリエーヨーシさんを目指す若い学生さんの前で
大いに声を枯らして講義している内容です。
昨日授業を終えて駆け付けたのがすぐ近くの天満橋の
ドーンセンターであったNPO MCEI大阪支部の7月定例会でした。
講師にお迎えしたのは大阪商工会議所
中小企業振興部 次長の堤 成光(つつみしげあき)さん。
大阪の商売繁盛の素の発信所 
大阪の商工業者の経営者さんが集まる大阪商工会議所。
昨日の講演のテーマは現在大阪商工会議所が推進する
「商店街・賑わいプロジェクト」のお話です。
2008年4月に始まったプロジェクトです。
http://www.osaka.cci.or.jp/nigiwai/
今大阪市内には商店街が約500弱存在するらしいですが
その大阪市内の商店街は繁盛していると感じているのは
たった2.5%しかありません。
ちょっと上向きになっていると感じているところも7.8%です。
合わせるとたったの10.3%なんですがこれでも全国平均より
圧倒的に高い水準とか。全国平均は合わせても3%しかありません。
そもそも商店街振興なんて必要なんですか?
冒頭から過激的な投げ掛けから講演は始まりました。
うまくお話できても1時間ぐらいと仰っていましたが
なんの!なんの!定刻の90分を超えても
まだまだお話はつきませんでした。
「なんぼ金を出してくれるんやぁ!」とオネダリ体質になっている
最近の商店街のエライさんたちの意識を変えてもらうために
1円も提供しない前提での大阪商工会の地域振興のお手伝いです。
最近の実績事例としてお話されたのがプロジェクト立ち上げと
同時に開始された「商店街観光ガイドツアー」です。
外部のエライセンセーやプロのガイドさんが案内するのでなく
店主自ら店頭に立ち我が店の商品やウンチクを熱く語ります。
二つ目は今異常なほどの盛り上がりをみせる「100円商店街」です。
今年の4月3日に千林商店街で実施してからワレモワレモという
商店街で一気に盛り上がり今年度中に約50もの商店街が
実施するかもしれないぐらいの異常盛り上がりらしいです。
最後はアメリカ村の落書き消去を成功させた事例です。
かつて同じように落書きや治安の悪化に悩まされていた
アメリカNYの時のジュリアーノ市長が取り上げた「割れ窓理論」
路上に置いた車の窓を1枚割っておくと車がボロボロにされる
という実験結果をもとに犯罪予防には早期発見、早期対応が
効果的であるということをうけての地域の活動の報告です。
堤 次長さんは一連の商店街振興策について
「決してこれは万能薬ではありません」と仰る。
しかし今までの机上のプランでなく
より「具体的・現場密着・地域協働」がテーマと続けられました。
高齢化が進む地域と同じように高齢化に悩む商店街事務局
平均年齢65歳の青年部会という笑えない話も聞きました。
ますますボス化するレンゴーカイカイチョーさんたち。
イベントがあるときだけが通行人で賑わう
商店街であってはいけないと思います。
もちろんイベントもなにもないシャッター商店街よりは
よっぽどましなんでしょうが組織小売業が日々行っている
マーケティング活動に打ち勝つためにはイベントだけでなく
絶え間ない日々の商店街活動が必要だと思います。
ケメコはうすの近くの比較的元気な商店街
三条通り商店街(京都三条会商店街)の
キャッチフレーズは「365日晴れの町」です。
接客業はモノをうってお金をもらうのでなく
モノを売ってその生活者の課題を解決して初めて
その代金をもらう365日の活動です。
ですから営業力は愛!なんですよね。
いやあぁぁっ!おもしろいお話しでした。
来月もMCEIはますますパワーアップです。
キッザニアジャパンの目指すところは「人間塾」でした!
昨日のNPO法人MCEI大阪支部 2010年6月度 定例会は 東京からお越しいただいたキッズシティージャパン 代表取締役謙CEOの住谷栄之資(すみたにえいのすけ)さんのお話を聞きました。
毎年6月のMCEIはNPO法人としての会員総会の開催月です。 定例会を始める前に2009年度の3月末決算のご報告と 2010年度の計画をご報告して会員さんにご承認いただきました。
そしていよいよ住谷社長のご講演です。 いろいろのお話をつないでいくとどうやら ぼくより4歳ぐらい年上のすてきなおじさんです。
2003年まではあのハードロックカフェなど外食産業に34年間ほど トップとして関わってこられオバカン(オーバーカンレキ)直前に 職を辞されその後2004年にメキシコでキッザニアに出逢れます。
メキシコ生まれのキッザニアは決して 「ハコモノ」「ハリボテ」の 軽薄なテーマパークではありません。
キッザニアはこども達が好きな仕事にチャレンジし、 楽しみながら社会の仕組みを学ぶことができる “エデュテインメントタウン”と言われています。
エデュテインメントはエデュケーション(学び)と エンタテインメント(楽しさ)を組み合わせた造語であり 決して教育機関ではないエンタテインメイトあふれる施設です。
実は今年の4月の半ばにMCEIの理事で現在キッザニア甲子園の スポンサードをされているFM802さんのエライさんのはからいで ぼくをはじめMCEIの理事だけで特別に見学をさせていただいています。
その時の様子をぼくのブログ「ケメコ通信ブログ版Ⅱ」にアップしています。 「エエモン!みせてもらいましたぁ。 10/04/16」 http://kemeko-guitar.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/100416-8c6b.html
一緒に行った他の理事の女性で主婦としての訪問記もあります。 ブログ「主婦っとサーベイ」・キッザニア甲子園 2010年4月17日 http://blog.goo.ne.jp/shufutto/e/13dace277d09640a579d468499c845fe
昨日の講演で住谷社長は「体験は先生!」と仰る。 「体験」することで「自信」につながり それがそのひとのネクストステップにつながる。
「進化する科学技術 退化する人間力 社会に通用する人間力」とも仰る。
ぼくも先日のツイッターでこんなことを書きました
@kemekoguitar どれだけ人間として… 10/05/25
大学というところは ビジネススクールでも専門学校でもありません。 シュウーカツのやり方を憶える場所ではありません。
社会に出てちゃんと暮らしていけるための 人間力をつけるところです。
つまり・・・・ どれだけ人間として魅力ある人間になれるかです http://qqa.jp/yREA
人間力などという曖昧模糊な言葉は…という RTのするどいご指摘もいただきました。 「イマドキの弱体化する若者」などと嘆いている暇はありません。
ご指摘のようにぼくたちオバカンたちは 未来に向けて曖昧模糊の言葉遊びで終わるのでなく なにを遺して伝えていかなければならないのかという もっと明確なロードマップをプログラミングしなければなりません。
碧き宇宙船「地球号」の次世代乗組員である 若者たちになんとかこの地球を引き継ぐために なにをしなければならないのかを考えなければなりません。
講演を聞き終わってから思わず質問をしてしまいました。 「人間塾」はビジネスモデルになりえるのかと。 そんなことは考えてはいけないのではと答えてもらいました。
「人間力養成ギブス」を星一徹おやじさんに ここはひとつ作ってもらわなければなるまいて。
「近年の流動化社会は「愛より経済!」なってしまった」
昨日はMCEI大阪支部2010年5月度定例会でした。
お招きした講師は株式会社ニトリの
取締役特命担当阪本美樹(さかもとよしき)さん
お聞きするとぼくより4歳年上。
一見すると声が大きくて関西弁の
どこにでもおられそうなおっちゃんです。
現在はあの「お、ねだん以上。ニトリ」の似鳥社長に
特別に請われて現在取締役特命担当の就任され
似鳥社長のガードマンを自任されておられます。
阪本さんは宇治山田高校を卒業後、1962年に四日市にあった、
ジャスコ(現イオン)の前身岡田屋に就職され
永らく岡田会長とともに現在のイオンを築いてこられました。
最後は専務取締役ディベロッパー事業担当をされ
多くの大型店舗を日本各地に作られてきました。
ですから昨日の講演の多くは日本の流通革命についてでした。
「なぜ中内さんをダイエー葬やスーパーマーケット葬で送れなかったのか!」
冒頭の坂本さんの言葉を聞いて思わず涙がこぼれそうになりました。
ぼくも中内さんの偉業を認めるものとしての同じ思いを持ち続けていました。
1950年代から始まった我が国の近代工業化社会のなかで
三人の若者がアメリカに向かいチェーンストアを学びます。
セルフサービスディスカウントデパートメントストアです。
東京の上野に開業していたイトーヨーカードーの伊藤さん。
四日市にあった岡田屋の岡田さん。
そして大阪千林商店街の主婦の店ダイエーの中内さんです。
戦後の焼け野原のなかを泥水を飲みながら
それこそはいずりまわって働き続け
今のこの国の繁栄を創り上げてきた人たちです。
1975年ごろには我が国の近代工業化時代は終焉を迎え
いままで我が国の発展を支える基盤になっていた
大家族制が崩壊し核家族になり組織も資産も
絶対的価値がなくなりすべては流動化していきます。
そして世の中は技術革新のなかで「愛より経済へ」に移行します。
阪本さんは講演のなかでこんなことを話されました。
流通業というのはもともと「不」をとる仕事なんです。
お客様の「不」満、「不」安、「不」信の「不」を取る仕事です。
「不」をとって満足してもらい、安心してもらい、
信用してもらうことが仕事ですと仰る。
ところが流動化社会のなかでは効率や売上が重視され
「不」を取る仕事が重視されなくなってしまった。
その結果流通業で構造改革ができなくなってしまった。
流通革命、価格革命などの革命っていうのは
主役が代わることなんです。
決して流通破壊、価格破壊ではありません。
阪本さんの講演は熱かった!
なんと最後にドラッカーまで登場した。
「会社のためでなく自分のためにドラッカーを読め!」と締めくくられた。
ぼくも担当している京産大での営業力の講義のシリーズに
営業力Ⅳ「流通業の営業力」という講義を受け持っています。
その授業の中で話していることがあります。
戦後から今日に至るまで流通業人が挑戦し続けてきたものは、
狭く流通革命という問題だけでなく、我が国において
長く続いてきている「士農工商」というものに対しての
戦いと挑戦の歴史であった。
それは商品の価格決定権をメーカーから奪い取り、
商品そのものの価値を認めるのは消費者であり、
それを実感できるのは消費者の側にいる流通業が
成し遂げなければならないことである。
いやあぁぁっ!MCEIっていうのは
ホントにおもしろいですよ!
ぜひ来月の定例会にはお越しになりませんか?
いやぁぁぁっ!おもしろかったですねぇ。
講師は@
satonao310
さんこと佐藤 尚之さん。
今やツイッターでのチョー有名人ですがれっきとした
電通のシニア・クリエーティブ・ディレクターで
自らの名前がついたサトナオ・オープン・ラボのリーダーです。
実はぼくは不勉強でさとなおさんのことを
よく知らなかったので今回のお話は
ツイッター中心のお話かと思っていました。
ところがとんでもない。お話は急激に変化する社会の中での
広告の役割という大きなテーマの中での
ツイッターを含めたこれからのソーシャルメディアの
可能性について熱く語っていただきました。
さとなおさんは検索すると1961年6月1日東京のお生まれ。
大学を卒業して電通に入られ電通関西に転勤して14年間
CMプランナー&コピーライターや営業を経験され現在は東京勤務。
ですから講演ででてくる言葉がおもしろかったですね。
●消費されない情報が急増中!
これは1995年から12年間で社会に流される情報が
なんと637倍になっているというお話。
ということは今まで外にでると10人と会っていたのが
なんと6370人になっているということになる。
ですから…
●生活者は消化できない情報をほとんどスル―する。
●自分ごと以外の情報はスル―する
既成メディアが情報を握っていたころは
情報はトップダウンのTo Peopleの一方通行でした。
大衆(マス)は情報を受けるだけで情報弱者でした。
ところがITのテクノロジーは「発信する生活者」を生み出した。
ボトムアップのWith Peopleでありレアデータが集まる
ソーシャル・メディアの誕生であり情報強者に生まれ変わった。
●商品丸裸時代
●広告は待ち伏せ戦略
もう生活者は賢くてだまされない!
今までの広告は情報のすき間に挟まれて
たまたま見られるものであった。
●4マスで待ち伏せしてもだめ!
●生活者の行動を理解してコンタクトポイントを探し出す。
これからの予想
●ネットは環境になり検索は空気みたいなものになる
 プッシュ型広告はリアリティをなくす。
●デジタルネイティブ(生まれついてのデジタル世代)が
 あと5年で20歳になる
●すべてのメディアはソーシャルメディアが包括する
なるほど!まさにコトラーの言うところの
ホリスティクマーケティングであります。
いやぁぁぁっ!刺激的なお話でありました。 
そんな講演の会場からは参加者がツイッターで発信する人も
@kanbai_banjoさん
MCEI大阪で「さとなお.comさん」の講演中であります
動画の音声の調子がイマイチ、まぁいいか
俯瞰してモノを見る棟梁さんが重要ポジション
=コミュニケーション・デザイナー、
すべてが満遍なく重要、MCEI大阪で「さとなお.comさん」
顧客接点の営業は戦略家としての立場を持ち
全体を俯瞰すべき、とのこと、
MCEI大阪で「さとなお.comさん」、
やろう営業、頼むぞ営業、ねえ棟梁
ソーシャルネットワーク、
ツイッターやっていないビジネスパーソンさん、
ヤバいよ、で締めくくり、MCEI大阪で「さとなお.comさん」
@SATO_MIKIさん
自分ごとにさせる 。大事ですね。
そして終了後の懇親会で飲んで帰宅した参加者からも
@seri_guitarさん
今日の勉強会、「twitterは、
はじめてインターネットを体現したメディアとのこと・・・」
そうかもしれない。上も下も右も左も無い。
本日、もう昨日ですね。「コミュニケーションの未来予想図」
良い刺激になりました。twitterも
もっとどっぷり浸かって見ないといけませんで・・・キャリアー含めて。
とツイッターでのつぶやきが続いていました。
いやぁぁぁっ!さとなおさん!
カンドーした!コーフンした!シゲキされた!
ありがとうございましたぁぁぁぁっ!
「5時間以上寝てたらロクなことはおまへんでぇ」
昨日は2009年度の年度末になる大阪での3月定例会でした。
会場は初めてお借りした淀屋橋の立命館アカデミア@大阪。
講師は株式会社吉寿屋の代表取締役会長神吉武司さん
1941年徳島県生まれで今年69歳になられます。
1964年23歳のときに大阪で菓子卸業を創立され
それ以来現在に至るまで増収増益を続けられています。
「会社をつくったときは見渡せば横綱や大関クラスの会社ばっかりやった」
徳島弁なんでしょうか。やわらかいイントネーションで
ときたま冗談をはさんで見せられる笑顔がやさしい会長さんです。
そんな幕下の生まれたてのヒヨッコの会社が
先輩方の会社と対等に戦えるためには
武器が必要と思ったと仰います。
そこで三つの武器を考えられた。
①早朝出勤②年中無休③現金支払い
なにもないヒヨッコにもこの三つならなんとかできる。
そしてなんとか歯をくいしばってそれをやってきて今があると仰る。
今年の1月に今回の講演のお願いにご挨拶にうかがいました。
今でこそ会長さんは6時出社されますが最初の頃はもっと早かったらしい。
現社長の弟さんはなんと今でも4時出社を続けられている。
ひと・モノ・カネがなんでもそろっている大企業に
対等に戦える「理想の中小企業」になるには早起き力と言われる。
そして「小さなかことを継続する力」が必要。
決めたら必ず実行し、それを継続する。
そうすれば業績は一気に好転していくと仰る。
整理整頓清掃
一にも二にも掃除!掃除!
ピカピカに磨き上げることをひたすら続ける。
早寝!早起き!トイレソージ!そして年中無休!
それをずうぅぅっと続けるために強く念じる力がいると。
そうやって会社を考え社員を考えてきたと飄々とお話された。
まるで一見アナログの根性論のようにしか
聞こえないかもしれませんがそこには業界ナンバーワンの
利益率、在庫回転率、返品率に裏付けされた現代企業があります。
早寝!早起き!トイレソージ!そして年中無休!
ぼくが以前在籍していた会社にもこれ以上の
強烈な創立者の社長がいました。
あるとき女子社員が社長室で社長が居眠りしているのを見て
社内に「公私混同」やと言いふらした時に烈火のごとく怒って
「ワシには公も私もない!すべては公や!」と言い放ちました。
公イコール私であり、私イコール公なんです。
中小企業のトップに立つ人はそうなんです。
ですからその奥さんと家族が大変なんだと思います。
狂ったように会社のことに必死になって走りまわる
そんな男たちを支えてきた奥さんとその家族です。
そのサポートがあっての現在の会社です。
参加者全員がその決意を書くようにと
わざわざ全員分の色紙とフレームスタンドを
大きな袋にいれて自ら持参されました。
タイマーも持参されてきっちり
時間通りの講演をいただきました。
ものすごい精緻な心遣いが感じられます。
講演が終わったあとにMCEI大阪支部の理事のお一人で
大阪のFM放送局のエライさんがいま局がサポートしている曲
「トイレの神様」のCDをそっと手渡されているのを見ました。
そんな小さな心遣いが積み重なって私たち国の
歴史があり繁栄につながり
私たちの生活があると確信しました。
ぼくも早寝!早起き!年中無休!でケメコ通信を配信しています。
ありがたいことです。
感謝!感謝!であります。

3年ぶりのREENALプロジェクトはますますパワーアップしていました。

昨日のMCEI大阪支部 2010年2月度 定例会は
りそな総合研究所の藤原 明さんをお招きして
りそな銀行が様々な企業や地域、大学などとの
コラボレーション(協働)企画を推進している
「REENALプロジェクト」のお話をお聞きしました。

会場はJR京都駅前コンソーシアム京都の4階
300人収容可能な第2講義室です。
流通業の年度末を迎えてメーカーさんが忙しかったのか
それとも京都までが遠いのかちょっとすくなかったです。

藤原さんが初めてMCEI大阪支部の定例会で
講演していただいたのが2007年5月でした。
かつてのぼくのお得意先のエライさんで
今はすっかり友人ですがに彼が銀行マンと思えない
おもしろいひとがいるから推薦しますとご紹介いただきました。

大和銀行とあさひ銀行が合併したのが2003年の3月
その2カ月後にはなんと公的資金の注入を申請するという
りそなショックと呼ばれる大暴風に見舞われます。

旧経営陣が退陣して外部から新しい経営陣が招かれ
「新しい銀行を創ろう」と全社員にメッセージが送られます。
メガバンクでもない地方銀行でもないそれぞれの地域を生かした
「REENAL」(RESONA+REGIONAL)プロジェクトが始まります。

前回の講演では「REENAL」プロジェクトが立ち上げって4年目のとき。
それから約3年経過してどんな風に成長したかを聞きたくて
忙しい藤原さんに京都までお越しいただきました。

いやあぁ!7年間これをやりつづけるというのはすごいです。
REENALプロジェクトが手掛けた施策は400以上
REENALプロジェクトのコラボレーション先は300以上。

始まりは小さなこと。そしてカタチにすること。
そうすれば「本気の」参画者が集まってくる。
クォリティにこだわってどんどん具現化すれば「拡がる」「つながっていく」

まるで町おこしです。
しらない町に飛び込んでいって課題を発見して解決する。
解決できなければできるひとを連れてくる。

もう金貸しの銀行マンではありません。
自らを広告代理店みたいと仰るぐらい
その活動は多岐にわたっています。

フローティングプラットフォームとぼくは思っています。
エージェンシービジネスはその業界、その企業、その生活者の
現場のレベル(プラットフォーム)にまで降りて行って
コミュニケ―ションをしなければなりません。

かつてのふんぞり返っている銀行マンの姿はそこにはありません。
まだまだ社内ではすべてがアウェーと仰っていました。
ぜひまた3年後にどんなふうに成長したかを聞いてみたいもんです。

いやぁぁっ!うまく伝わったでしょうか?
ぼくが講師をさせていただいた昨日のMCEI大阪支部
2010年1月度 定例会「2010年理事長提言」です。
今までは我がシショーでありMCEIの東京・大阪支部の創設理事長の
ミズグーこと水口健次さんが毎年1月に講演されていた理事長提言。
一昨年の秋に亡くなられてもう理事長提言は聞くことができなくなりました。
そしてついに今年、ぼくにとっては初めての理事長提言です。
テーマは「わくわく!どきどきっ!」
〜未来の顧客を創造せよ!〜です。
認知的体験より情緒的体験が消費者行動の大きな
ファクターになると大学院での恩師に教えていただきました。
つまり消費者がイノベーションを見たときに、
「わっ、すごそう」などという「ポジティブな強い心の揺れ」が
その後につづく採用行動に大きな影響を与えるという考え方です
そのためには消費者の持って生まれた心理学的な性格の
パーソナリティ・スコアがその後につづく
「わっ、すごそう」という「わくわく度」にどう育っていくのか。
その心の揺れの程度が高ければ直ぐに採用という行動となり
中程度だといろいろ調べたりリスクを判断したりして
購入資金も計算して判断するための情報を収集します。。
そしてついに「わくわく度」が充分に高まると
採用意思決定過程である「AIDMA」や「AISAS」などの
イノベーション採用意思決定過程へ向かうのです。
だから!提供側の企業は消費者の心の中に
企業としての「わくわく度」「どきどき度」などの
グッドウィルを蓄積してもらうための周到な計画が必要になります。
今までの企業の宣伝・広報活動の中では
あまり考えられてなかった要素ですが
未来の顧客を創造するためには必要不可欠な要素です。
あれも話したい!これも話さなければと思っているうちに
90分の講演にpptのスライドが117枚にもなってしまいました。
ちょっと詰め込みすぎましたね。ハンセーです。
最後には我がシショー、ミズグーこと
水口健次さんに教えてもらった言葉で
講演を締めくくりました。
MCEIは今一番知りたいテーマについて、
今一番議論できる、日本で一番実践的な組織だ!
MCEIは多様なマーケティングの現場で
困難な課題に挑戦し続けている実務家の組織だ。
勝負はこれから。
これから面白くなる。
元気出していこう。

「卵 一日20万個、豚肉12トン、餃子100万個 食は王将に在り」

昨日のMCEI大阪支部12月度の定例会は京都で開催されました。
お越しいただいた講師は京都が本社のあの餃子の王将の
株式会社王将フードサービスの鈴木和久専務取締役さん。

今年の夏ごろからぜひ王将さんの話を聞きたいと
事務局のスタッフがなんどもお願いして交渉をつづけ
ようやく12月の定例会にお越しいただきました。

テーマは「オンリーワンを目指す王将商法」です。
でもこれには講演の最後にお話されましたが
追加の説明語句がありました。

「他社と競い合って戦って勝ち残って
 ナンバーワンを目指すのでなく誰にも追随できない領域で
 オンリーワンを目指す王将商法」ということです。

1967年(昭和42年)12月25日京都の四条大宮にあった
大宮東映のビルの一角を借りて創業されました。
当時ぼくは大学2年生でケメ子の歌がヤンタンでヒットして
急遽レコーディングの話が持ち上がっていたころです。

それからちょうど42年が経過し全国に540店舗を抱える大企業になられました。
外食産業が昨年から軒並み大不況の中で疲弊している中で
なんと28カ月間、既存店ベースで売上が前月割れをしていません。

講師の鈴木専務さんはぼくより2歳年上の1945年(昭和20年)生まれ。
昨日の講演では現在のシステム化された外食産業では
ちょっと考えれないようないろんなお話がつぎつぎと飛び出しました。

いわく「商売に標準はない」
「マニュアルもシステムもない」
「王将には食品部も宣伝部もない」

王将チェーンはチェーン店でありながらチェーン店ではありません。
アメリカから直輸入されたファストフードのような
チェーン企業の画一され標準化された店舗でなく
あくまでも地域に密着した個店の集合体です。

店長にすべての裁量が任されています。
本日の定食の献立からプロモーションや
価格設定まですべてが店長が決定できます。
店長と言うサラリーマンでなく独立オーナーの店主に近いです。

本部の仕事はそれらの店舗から毎日上がってくるデータを分析して
業績評価をし、業績不振の店舗の早期発見と早期対応です。
店長を卒業したベテラン社員がエリアマネージャーとなって
店舗に出向き相談しサポートしますが命令者ではありません。

店舗のスタッフが本部の指示を待つのでなく
自ら考え・行動することで地元のニーズに対応できる仕組みです。
それは地元に“なくてはならない店”であり続けるためなのです。

講演は今では当たり前になってしまったPCのpptではなく
数枚のレジュメだけでそれもほとんど見ることもなく
100分近い時間をものすごい熱意でお話しされました。

敵と戦わない!敵を作らない!
ナンバーワンでなくオンリーワンを目指す。
毎日毎日昨日とちがうお店を目指して進むだけ。

汗をかいているとお客様の笑顔がみえてくる。
苦しんで苦しんでいたらいつか神様が降りてくる。
そんな熱いお話が印象的でした。


閉会後には近くの餃子の王将にお邪魔して
王将の基本メニューのトップテンを全部お願いして
ビールとともに食べ尽くしました。

ごちそうさまでした!

掘りだそう、自然の力。 これがカルビー社のコーポレットメッセージです。

昨日のMCEI大阪支部の11月定例会は
カルビーのトレーサビリティのお話を聞きました。

開場は今回初めてお願いしてお借りした
大阪本町にあるグンゼさんの会議室です。
3つに分けられる会議室を全部お借りしました。

講師はカルビー湖南工場の原料専門官の川崎滋生さん
現在は分社化になって正確にはカルビー湖南株式会社。

カルビー社はカンパニー制をひいていて原料専門官は
各カンパニーに必ずひとりづつおられるという
非常に重要なセクションです。

マツイヒデキと同年齢で大学院で農学を学ばれた川崎さんは
現在近畿圏では二番目にじゃがいもに詳しいと
仰る研究者であり実務家です。

トレーサビリティとは、英語の
「トレース(Trace: 足跡をたどる)」と
「アビリティ(Ability:できること)」の合成語です。

北海道の道央や道東の契約農家さんがつくるじゃがいもは
4月に植え付けられ6月に花が咲き9月に収穫されます。
それを9月から翌年4月までのポテトチップスの生産に使用しています。

5月から8月までは九州産や滋賀県産のじゃがいもも使っています。
北海道のじゃがいものは収穫されると現地の定温倉庫に
工場に出荷されるまで保管されています。

生産者から畑の環境、農薬の使用状況そして保管状況
その間のありとあらゆることを記録していただき、
それをデータ化し瞬時に検索できるようになっています。

もうひとつは工場の生産ラインの記録もあります。
北海道の定温倉庫からは毎日湖南工場へ向かって
じゃがいもを積んだ大型トレーラーが走ります。
運転手やコースはもちろん荷台の積載順まで記録されています。

そして工場について生産ラインに投入されてポテトチップスに
完成するまでのたった20分の間の記録もデータ化されて瞬時に分かります。

このシステムはカルビーさんの自社開発らしいです。

お客さんがパッケージに印字された生産工場の記号や生産日を
ケータイやパソコンから打ち込むと使用したじゃがいもの
生産者の顔写真や生産履歴までもが公開されます。

このシステムを導入してまだ数年しかたっていないらしいですが
ここまでやらないともうお客さんからの信頼は勝ち取れません。
カルビー社と契約農家はまさに一心同体です。

「じゃがいもに命をかけています!」と川崎さん。
過去の偽装事件のようなトラブルが発生したら我が社はつぶれます。
そうなれば契約農家さんも倒れます。ですから命をかけています。

毎年厳寒の2月にカルビー社の全国のセールスが現地の
契約農家さんを訪ねてポテトチップスの市場動向などを説明し
夜はどんちゃんさわぎの交流会があるといいます。

ポテトチップスはまさに生鮮食品。
大量生産大量販売の産業化された商品ですが
材料は生きているひとつひとつが違う自然の恵みのじゃがいもです。

それらを完璧に安心安全とするためにカルビー社の
トレーサビリティシステムと鮮度管理システムが
両輪となって動いているのです。

まさにフードメーカーの切磋琢磨を目のあたりにしました。

一昨日の時点では中止も考えたMCEI大阪支部の昨日の定例会
一気に台風一過の晴天までにはなりませんでしたが
夕方には完全に雨もやんで大阪市内は青空が拡がりました。

昨日のMCEI大阪支部10月度定例会の講師はキリンビールの伊藤さん。
今年の4月に近畿圏営業企画部長に着任され
同時にMCEI大阪支部の理事にも就任いただきました。

着任後の忙しさでなかなかMCEIには出席いただけなかったのですが
夏になってようやく理事会に出席いただいたときに
理事長のぼくから半ば強引に定例会でのご講演をお願いしました。

テーマは「熱闘ビール甲子園」
長らくアサヒビールが独占していた甲子園球場でのビール販売。
今年初めてこの甲子園球場の外野席に生ビールの販売にキリンが挑みました。


この様子はぼくが今年夏の高校野球で甲子園球場に出かけときの模様を
ぼくのブログ「ケメコ通信ブログ版Ⅱ」(ビール甲子園 09/08/21)

写真付きでアップしています。
http://kemeko-guitar.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/090821-701c.html

今月の定例会はそのチャレンジはいかにして成しえたか。
そして、今年の結果はどうだったのかを、キリン社内部からの
リアルタイムの情報で総括してもらおうとお願いしました。

ちょうど1年前の9月29日に亡くなられたMCEI東京大阪創設理事長で
ぼくにとっては永遠の師匠であるミズグーこと水口健次さんに
教えられたことばがあります。

「澤田なぁ、日本の、世界のメーカーというアホどもは
 メーカーとい字のとおりモノを大量に均一に作るだけのアホで
 できあがったモノを売るのは問屋や小売に任せておる」

そうなんですねぇ。
すべては産業革命から始まりました。
大量生産、大量宣伝、大量消費。

大量にモノを作れば作るほど一つ当たりのコストが下がり
利益が増えるという規模の経済性の呪縛に縛られた
世界中のメーカーがいまも続けている生産活動です。

しかし社会は変化し続けています。
とくに社会構造がかわり消費構造が根底から変わっています。
生前にいつも言っておられた言葉があります。

「酒は食品になる」 水口健次

酒は食品になる。

なぜか。
消費リーダー、特に女性が、
酒の消費をリードしはじめたからである。

彼女たちは、  酔うための酒を求めない
食事をおいしくする酒、
おしゃべりを楽しくする酒を求める。

それがワインであり、ビールであり、
吟醸酒であり、低アルコールのカクテルである。

酒は、食の続き、
食の一部になってきたのである。

転載ここまで

昨日のキリンの伊藤さんのお話は
ミズグーの教えを受けてきたキリンが
それまでのモノつくりだけのメーカーから
お客様に一歩も二歩も近づいた結果のお話でした。

そしてぼくが教わった一番大事にしているミズグー語録のひとつに
「たったひとつの真実」というものがあります。

「もっとおいしいものを食べたい、
 もっと楽しいことに出会いたい。
 もっとスマートに生きたい。

 すべての人がそう願い、そう望んでいます。
 それが、人間の願望です。

 マーケティングはこの願望に
 応えようとする企業の活動です」

(水口健次著「マーケティング戦略の実際」)

ミズグーこと水口健次さんは40年前にMCEI東京支部を創設され
その3年後に大阪支部を創設され永きにわたって指導をされてこられました。

MCEIは水口さんの人生そのものです。

そして昨年9月に亡くなられました。
ミズグーはMCEIに対してこんな思いも残しておられます。

「MCEIは今一番知りたいテーマについて、
 今一番議論できる、日本で一番実践的な組織だ!」

「MCEIは多様なマーケティングの現場で
 困難な課題に挑戦し続けている実務家の組織だ」

ミズグゥゥゥッ!
あなたが教えてくれたこと
あなたが残してくれたこと!

大丈夫ですよ!
ちゃんと教え子たちの心の中に育っていますよ!
あなたの信念が脈々と受け継がれていますよ!

「勝負はこれから。これから面白くなる。元気出していこう」

「くいだおれ太郎」の太郎カンパニーはなにわのディズニーでした。

昨日はMCEI大阪支部の9月定例会でした。
会場は毎年この時期にお借りしている三洋電機の本社ビル

今月の講師は昨年秋に立ち上げられた「太郎カンパニー」の
代表取締役社長の柿木 央久(かきのき てるひさ)さん
あの「くいだおれ太郎」のキャラクター作りを仕掛ける社長さんです。

今期から理事に就任してもらっている某FM局のエライさんのご紹介です。
ぼくは初めてお会いするので事前にネット検索で調べてみました。
ぼくより20歳お若い42歳で国立大学の卒論のテーマはボサノバだったとか


あの「くいだおれ太郎」の付添としていつもおられる女将さんの息子さん。
講演は先々代の創業者が1949年に道頓堀に
「大阪名物くいだおれ」を開業してところから始まりました。

当時の写真をいろいろ見せていただきながら終戦後の
ベビーブーマーが生まれてくる中で「これからは子供の時代や」と考え、
文楽人形からヒントを得たからくり人形を造りお店の前に置きました。

それからは赤・白縦じまのコスチュームの製作や
大阪万博への出店で店頭での設置にまつわるひと悶着や
道頓堀の店頭風刺イベントの開催などなどを見せていただきました。

そして先々代の遺言の「人形を絶対なくしてはあかん!
人形があったから今がある」を守り、後を継いだ先代が
人形をさらにより成長させるために意思表示の吹き出しをつけます。

関空が完成したときにはその一番機に搭乗してオーストラリアへ。
パスポートや搭乗者名簿のために「くいだおれ人形」に命名します。
初めてついたその名は「くいだおれ太郎」でした。

その後も「おでかけ太郎」は野茂の応援にロサンゼルスに行き
なみはや国体の開会式や2年前の世界陸上の開会式にも出席します。
しかし昨年の春に「大阪名物くいだおれ」は閉店に。

それでも「くいだおれ太郎」は消えるどころか
ますますタレントとしての活躍の場をつくり
九州の温泉や東京へ進出していきます。

そして昨年秋に「くいだおれ太郎プロジェクト」がスタートします。
一連の「くいだおれ太郎」のタレントとしての
すべてのキャラクターコントロールを掌るのが
太郎カンパニー社長の柿木さんです。

これからの「くいだおれ太郎プロジェクト」は
大きく分けて二つの方向が考えられます。
太郎のキャラクターをめぐっての各業界サプライヤーとの
商品化契約と宣伝契約です。

それはまさにディズニーが世界各地で
展開しているビジネスモデルです。
キャラクタービジネスには新製品はありません。

毎年毎年生まれてくる新製品のキャラクターはありません。
ミッキーを乗り越える新製品は存在しないのです。
「くいだおれ太郎」は永遠に「くいだおれ太郎」です。

ですから昨年比300%なんていう瞬間沸騰のビジネスはできません。
50年前に生まれ出た「くいだおれ太郎」というキャラクターを
ゆっくりゆっくり成長させていくのです。

今年のMCEI大阪支部の年間テーマは「関西元気印」です。
まさに昨日の講演はそのテーマ「関西元気印」そのものでした。
来月のMCEI大阪支部の定例会は10月8日です。

入ったとたんアメリカのショッピングモールの匂いに圧倒されました。
昨日8月6日はMCEI大阪支部8月度の定例会でした。
いつもは法人会員企業さんの会議室をお借りして
講師の先生をお招きしてお話を聞いています。
毎年この8月だけは外へ出かけて行こうという屋外研修です。
今年は2008年11月に誕生した「阪急西宮ガーデンズ」に出かけました。
http://nishinomiya-gardens.com/profile.html
関係者がいろいろ骨折り折衝していただいて二部構成のすばらしい定例会にな
りました。
第一部は「阪急西宮ガーデンズ」の開発から設計まで担当された
阪急阪神ビルマネジメントの奥土部長さんに説明していただきました。
阪急西宮北口駅は大阪梅田と神戸三宮のちょうど真ん中にあたります。
阪急の特急電車に乗るとどちらからもちょうど15分で到着します。
商圏でいえば10キロを超える広域商圏ですがなんと来店者は
海を越えて四国四県や兵庫の日本海側からも来られるといいます。
来店方法は阪急電車がトップでその次が車で
その他自転車や徒歩ですがほとんどが3/1づつくらいで
それほど大きな差はないらしいです。
その結果開店以後は阪急西宮北口駅は阪急電鉄の中では
乗降客数が京都烏丸駅を抜いて梅田・三宮についで三位に
なったとかで京都にすむぼくにとってはちょっとグヤシィという感じ。
講演の後は奥土部長さんが自ら引率いただいて
広大なスペースに並ぶショップや館内施設
そしてめったに入れないバックヤードも案内頂きました。
西宮阪急、TOHOシネマズ、西宮OS、イズミヤを核に
大型7店舗など268店舗が集う西日本最大のショッピングセンター
「阪急西宮ガーデンズ」をくるっとまわると2キロぐらいとか。
小柄でカワイイ女性の奥土部長さん
大勢の参加者にかこまれて人ごみのなかで
見えなくなることもしばしばでした。
つづいて二部はイズミヤさんのお話
イズミヤ西宮ガーデンズ店の今泉店長さんと松下さんに
イズミヤ西宮ガーデンズ店のお話をうかがいました。
そして同じくお店見学に出かけました。
3階のライフスタイルマーケットから始まり
2階のファッション、1階の食品と丁寧に店長さんから
マーチャンダイジングを中心にお話を聞きました。
昨日は木曜日で店内を見たのが専門店街が5時過ぎ
イズミヤのスーパの店内は7時前で
京都の年寄りしかいないスーパーを見慣れているぼくにとっては
若い人や家族連れも多くてにぎわっていると感じたのですが
店員さんは今日はいつもより少ないと仰っていました。
百年に一度の大不況の嵐にちょうどぶつかった
「阪急西宮ガーデンズ」の初年度ですが奥土部長さんは
なんとか当初目標の売り上げはクリアできそうと仰っていました。
一昨日に発表されたJR尼崎駅前のキリンビール尼崎工場跡地に
今秋オープン予定の「COCOE(ココエ)」はちょうど5キロ商圏です。
阪急京都線でいえばこれもキリンビール京都工場跡地の計画も進行中です。
ますます激化する近畿圏の商業施設ですが
この不況にどう立ち向かっていくかは注目の的です。
MCEIは多様なマーケティングの現場で
仕事をしている実務家の組織です。
メーカー、流通、エージェンシー、メディア、コンサルタント。
どこに所属していても、すべて困難な課題に挑戦している
実務の人ばかりです。
MCEIが問題にするマーケティングの領域は広範です。
商品開発、広告、販促、営業、流通、さらに組織や経営も取り上げます。
実務の世界では、すべて分かちがたく結びついているからです。
MCEIは、非営利のマーケティング研究組織として、
会員のボランティアで運営されています。
永年の活動が評価され、NPO法人として認証されています。
NPO(特定非営利活動法人)MCEI大阪支部の定例会に一度ご参加くださ
い。
事務局:〒600-8881 京都市下京区西七条掛越町55 (大平印刷内)
TEL:075-325-3231 
E-mail:
jimukyoku@mcei-osk.gr.jp

「(才能ある)わたしを見つけてね!」

digmeout(ディグミーアウト)をこんな風に
昨日のMCEIの7月定例会で講師のFM802の谷口プロデューサーは
洒脱なやさしいカンサイベンで教えてくれました。

NPO MCEI大阪支部の7月定例会です。

蒸し暑い大阪の天満橋ドーンセンターの
特別会議室をお借りして開催しました。

今月もおかげさまで大勢の参加者でした。
講演テーマは「大阪から世界へ。
若手クリエイターを発掘・育成するFM802のアートプロジェクト
digmeout(ディグミーアウト)の秘密」という長いテーマです。

今年度から新理事に就任をお願いした方のお一人がFM802のエライさん。

その方のコネクションで今回のテーマが決まりました。
昨日聞いてみるとなんと講師の谷口さんの直接の上司でした。

しかし、このお話がおもしろかった!
京都生まれらしいのでベタベタの大阪弁ではありませんが
柔らかい京都弁ですが内容は辛辣な批判精神がいっぱい詰まったものでした。

FM802は1989年に放送を開始した
今年で開局20周年を迎えた大阪ローカルのFM放送局です。
東京支配が強くなるなかで大阪エリアにこだわった独立色が強いFM局です。

「多分今日の話はラジオ屋さんによるラジオの話やろ!」
このところ理事会に出席できてなかったぼくは単純にそう思っていました。
ところが話はまったくちがったのです。

なんとラジオの話が一切なかったのです。
ラジオの番組もパーソナリティの話題も
まったく出てきませんでした。

後のコミサロ(コミュニケーションサロン)で聞くと
最初からラジオの話はしないと決めておられたらしい。
講演の冒頭は開局以来活動をつづけているFM802のARTプロジェクトで
した。

FM802バンパーステッカーキャンペーンです。
そういえば20年前の我が家の中古車の後ろのボディーは
FM802のバンパーステッカーに埋め尽くされていました。

そしてその後にはじまり現在もアクティブに活動を続けている
digmeoutプロジェクトのお話です。
発掘された新人アーティストの作品などがこれでもかとばかり見せていただき
ました。

これはラジオ屋さんの仕事とちゃうやろ!
思わず賞賛の気持ちでつっこみたくなるほどでした。
番組を作って番組を売っているラジオ屋さんではありません。

すくなくとも広告業界の片隅に席を置く我が身としては
「これはホンマはエージェンシーがやらんとアカンでしょ!」と
正直ナサケナイ気持もしないわけではありませんでした。

しかしそれよりも若手アーティストの変な連中と毎日毎日
面と向かって話を聞いてやりその才能を育ててきた
谷口さんたちの活動がすばらしいです。

その活動を売上やノルマなんていわずに
FM802の根幹の売りものにしようとした
上司のみなさんのサポートもすばらしい。

「放送局も広告代理店もなかなか変わらない」
「リスナーはどんどん変わっていくし
 スポンサーもそれを必死に追いかけていっている」

「FM802くらいが少しぐらい変なことをやって変わらないとね」
そんな谷口さんの最後の言葉が印象的でした。
いやぁぁぁっ!ひさしぶりにエキサイティングなお話でした。

MCEIは毎月定例会を開催中です。

「不況またよし!」

昨日木曜日(6/11)はMCEI大阪支部の6月定例会でした。
講師はPHP研究所松下理念研究部主任研究員の川上 恒雄さん
テーマは「いま 松下 幸之助なら」という壮大なテーマです。

スクリーンには1895年(M27年)に生まれ1989年(H01年)94
歳まで生きられた松下幸之助さんの
写真や生い立ち、そして格言が講師の川上さんの説明で映し出されます。

幸之助さん成功の理由
それは三つのないないないです。
いわばサンナイ秘訣です

①学歴がない
→知識がないので他人の意見をよく聞く(衆知の経営)

②カネがない
→節約の大切さや儲けのありがたみがわかる

③健康でない
→病気がちのため、部下に仕事を任せる(事業部制)

そして人事の哲学については
・運の強い人を採用する
・秀才ばかり集めてもうまくいかない

採用面接の最後には必ず人事担当者が求職者に尋ねたらしいです。
「あなたは運が強いですか?弱いですか?」
そして「強いです」と回答した人だけを採用したらしい。

ぅんんん!なるほどねぇ。
ということは現在のパナソニックには
運の強い人の最強軍団が集まっているということなんですねぇ。

その他には
・上に立つ者が苦労する
・大きな失敗は叱らない
・短所は苦にせず、長所を見る
・部下を尊敬する などなど

ふんぞり返っている管理職に聞かせてやりたい話ばかりでした。
それにしても日本経済の黎明期や戦後の高度成長期を支え続けてきた
同年代の関西の創業者たちはどうしてほぼ全員が
ストイックで理念でそして宗教掛かるのでしょうか。

泥水を飲みながらそれこそ「血のションベン」を垂れ流すまでの
壮絶な日々の斗いの向こうには思わず寄りかかりたくなるような
自然の摂理の大きな慈悲の力に抱きしめられたくなるのでしょうか。

この松下と30年戦争と呼ばれる戦いをつづけたダイエーの中内さんも
まったく立場は相容れない存在でしたがぼくからみれば
まったく同じのタイプの関西のカリスマ創業者です。

今日は休みたいとか、会社を辞めたいとか、
そんな言葉は彼らの辞書にはきっとないのでしょう。
走りぬけていった先達の心を教えていただいた昨日でした。

今回MCEI大阪支部のHPをリニューアルいたしました。
理事長ブログというコーナーも新設されました。
いろいろ思うところを書き込んでいこうと思います。
よろしくお願いいたします。

2009年度のMCEI大阪支部は「関西元気印!」です。
MCEIに参加したひとがすべて「元気印になれる!」
そんなMCEIでありたいと思っています。

さて今月の定例会の講演テーマは
『いま 松下 幸之助なら』です。

これは先日産経新聞に3回にわたって連載されました
【話の肖像画】いま幸之助ならというテーマで
PHP総合研究所の江口克彦社長さんのインタビュー記事がありました。

【話の肖像画】いま幸之助なら(上)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090407/biz0904070356001-n1.htm

【話の肖像画】いま幸之助なら(中)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090408/biz0904080314000-n1.htm

【話の肖像画】いま幸之助なら(下)
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090409/biz0904090352004-n1.htm

そこでPHP社に無理をお願いして同様のテーマでご講演を賜りたいと
お願いしたところPHP研究所松下理念研究部 主任研究員 の
川上 恒雄さんがご快諾いただき今回の講師をお願いしました。

きっと熱いお話が聞けるかと思います。

ぜひお越しください。
お待ちしております。