今回、8年ぶりにご登壇いただいた粟津さんは2008年、象印マホービン株式会社が開設した「まほうびん記念館」の初代館長を5年間務め、その後、企業博物館の研究者として活動されています。 

80年代から増加してきた企業博物館は、現在では所属企業の社員・グループ社員に対する企業アイデンティティ浸透のための『オウンドメディア』としての役割が重要視されています。 

粟津さんは全国の企業博物館約170か所を訪問し、観察、取材を重ねられています。今回はその貴重な資料と共に、そこから見えてくる、各企業が直面している企業博物館とインターナルコミュニケーションの動向についてお話をお伺いしました。


◆日 時:2023年2月9日(木)18:30〜20:00
◆テーマ:『企業博物館と企業のインターナルコミュニケーション』
◆講 師:一般社団法人 国際CCO交流研究所 理事・主任研究員
       日本広報学会 理事  粟津 重光 氏

PDFはこちらから

6000 人を超える教員の知見を活用すべく、2022 年に国立大学である大阪大学100%出資の「子会社」として設立された「大阪大学フォーサイト株式会社」は、実践的かつ学術的な立場から、新価値創造について解決しようとしています。
1月度定例会では、
1)新しい価値をどう発想すればいいのか、そしてその人材育成はどうすればいいのか
2)新価値創造に取り組むために組織はどうあればいいのか
の2点について、同社代表取締役社長である松波晴人さんにお話していただきました。
各社で新価値創造で悩まれている皆様の一助になるかもしません。

◆日 時:2023年1月12日(木)18:30〜20:00
◆テーマ:『新しい価値を生む方法論「Foresight Creation」の組織における実践』
◆講 師:大阪大学フォーサイト株式会社 代表取締役社長 松波 晴人氏
               (大阪大学 共創機構 招へい教授)

PDFはこちらから

 

20215月、南船場に「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」の実店舗がオープン。

OEMを中心にしていた奈良の小さな靴下メーカーが、ファクトリーブランドを立ち上げ、5年目で実店舗を展開したことで話題になりました。
NISHIGUCHI KUTSUSHITA」は小さいながらも、とてもしっかりとしたパーパスを作り出し、それをしっかりと社員に浸透させることで、売上目標を持たずとも実績を残せる企業となっています。

12月は「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」こと株式会社ニット・ウィンの西口功人氏をお迎えして、小さな企業が取り組む新しい時代の『しごと』のお話を、前半は講演形式、後半はパネルディスカッション形式で進行しました。
 

◆日 時2022128日(木)18:3020:00

◆テーマ:『NISHIGUCHI KUTSUSHITAしごとの話。』

◆講 師:株式会社ニット・ウィン 専務取締役 西口 功人 氏


PDFはこちらから

 

11月は今年も品田英雄さんにいらしていただきました。
しかし、この一年の情勢の変化は今まで以上に大きなものでした。
それでも、品田さんが昨年おっしゃっていた3つキーワード、「人新世(ひとしんせい・じんしんせい)」、「リーダーシップ」、「帰属意識の希薄」は、少なからずこの1年間の、何らかの出来事や流行の背景になっていることは間違いないと思います。
ヒット商品はどのように変化してゆくのでしょうか。そして、来年はどうなるのでしょうか?
「品田さん!ホントのところ、どうなると思ってますか??」
という私たちの熱い想いに応え、今年も大阪でたくさんディスカッションいたしました。

◆日 時:2022年11月10日(木)18:30〜20:10
◆テーマ:『2022年のヒット商品を振り返り、23年を予測する』
      ―ひとつ先を読んで仕事を面白く!―
◆講 師:日経BP 総合研究所 客員研究員 品田 英雄 氏

PDFはこちらから
 

「アートを活かした社会問題の解決を」
アートをビジネスと結びつけ、収益化できるサービスを提供するというアートローグの活動は大変チャレンジングですが、着実にひとつずつ実績を重ねてきています。

3年後に迫った大阪万博を契機に、ソーシャルインパクト(文化芸術経済活性化や社会課題の顕在化、SDGs など)をテーマとした、世界最大級のアートフェスティバル「大阪関西国際芸術祭(仮)」の開催を目指しています。

さらに、国際芸術祭を文化振興だけでなく、関西の成長戦略と捉えて実施します。
「アート」と「ビジネス」。旧来の考え方では有機的に結びつきそうにないことを、いかにして構築し、そして、どのようなターゲティングをしているのか。
お話いただきました。
 

◆日 時:2022年10月13日(木)18:30〜20:10
◆テーマ:『関西成長戦略としてのアート。万博を機に世界最大規模の「大阪関西国際芸術祭」開催に向けて。』
◆講 師:株式会社アートローグ 代表取締役CEO
     Study:大阪関西国際芸術祭 創設者・総合プロデューサー 鈴木 大輔 氏

PDFはこちらから

 

「楽しく歩く人をふやす」
これは3年前、高本社長が社員の皆さんと一緒に考えたリゲッタの経営理念です。
この言葉に、リゲッタのスタッフの皆さんの大切な想いが詰まっています。

履き物製造は大阪の下町「生野」の地場産業のひとつ。元々は、大手靴メーカーや大手量販店から、下請けという形で、小さな会社が分業し、コツコツとモノづくりを続けていました。
しかし、2000年を過ぎると、多くの国内製造業がそうであるように、生野の履き物製造も、大手メーカーや量販店が中国に生産拠点を移すことに伴い、下請け切りにあい、窮地に追い込まれました。

そんな中、オリジナルデザインでの自社ブランドを立ち上げ、紆余曲折の末、ブランドを定着させることに成功し、かつて裏切った親元メーカーや大手量販店にリベンジを果たすことができました。

その根底には、ぶれないモノづくりへの信念と社員や生野の職人さん達との強固な信頼関係があるように思います。
9月はそんなリゲッタの高本社長をお招きし、お話をお伺いしました。
 

◆日 時:2022年9月8日(木)18:30〜20:10
◆テーマ:『楽しく歩く人をふやす--大阪・下町のリゲッタが目指す企業像とは--』
◆講 師:株式会社リゲッタ 代表取締役 高本 泰朗 氏
◆会 場:心斎橋本町レンタルスペース会議室

PDFはこちらから

 

2022年8月は『キリン 午後の紅茶』のパーパスブランディングのお話。
『午後の紅茶』も発売されて36年。この間、全く変化がなかったわけではなく、他のコアブランド同様、少しずつ変化し時代に対応し続け、特にここ10年は「無糖・微糖」市場の拡大が大きく、成長が著しいと言われる紅茶市場において、その存在感を増しています。

そして、もう一つの大きな特長は、茶葉の生産地であるスリランカの農園を長期的に支援する『キリンスリランカフレンドシッププロジェクト』をはじめとしたCSV活動。
最近では天災で大きな被害を受けた国内の復興支援につながる『午後ティーHAPPINESSプロジェクト』もスタート。

8月は午後の紅茶のシニアブランドマネジャーを務める加藤麻里子さんにご登壇いただき、オンラインでお伺いしました。

◆日 時:2022年8月4日(木)18:30--20:00
◆テーマ:『午後の紅茶のパーパス・ブランディング
               〜CSVを基軸とするブランド戦略〜』
◆講 師:キリンビバレッジ株式会社 マーケティング部
          ブランド担当 主査 シニアブランドマネージャー
          加藤 麻里子 氏

PDFはこちらから

 

 

加藤ss.jpeg


7月は今やテレビや新聞、Webメディアにもかなり登場され、大活躍されている文美月さんのご登壇でした。

前回のご登壇から9年を経て、お話いただくタイトルは「食品ロス削減」。
とかくスローガンや、啓発活動になりがちな「食品ロス削減」への取り組みですが、文さんは、様々な理由で行き場を失った「食品ロス予備軍」を、食べ手のもとへ最後まで届けるプラットフォームを創り出すということで、食品ロス削減をしっかりビジネスとして成立させ、一定の成果を出されて
います。

9年前にヘアアクセサリーのEコマース事業を成功させたお話をしていただいた文さんが、どのような経緯で「ロスゼロ」の活動に至ったのか。そして、「ロスゼロ」の目指しているものはどういったものなのかをお話しいただきました。

◆日 時:2022年7月14日(木)18:30--20:10
◆テーマ:社会課題をビジネスで解決する
      〜食品ロス削減に挑む「ロスゼロ」の取り組み〜
◆講 師:株式会社ロスゼロ 代表取締役 文 美月 氏
◆会 場:肥後橋INAビル貸し会議室

PDFはこちらから



MCEI20220802.jpeg
MCEI20220803.jpeg

6月のテーマは「ダイレクトメール」。
今年3月、トッパン・フォームズが発表した「ダイレクトメール(以下DM)に関する生活者調査(2021年度版)」についてのお話でした。

同社は、「生活者の意識とDMを取り巻く実態や、時代の変化から見えてくるトレンドの定点的な把握」を目的として、DMの開封閲読状況や、開封後の生活者の行動を調査しています。
社会全体のデジタル化が進み、膨大な情報が溢れ、情報を与えられる時代から生活者自らが能動的に探す時代に大きく変化しました。そして、DMの中におけるアナログ媒体はかなり長い間、減少傾向を辿っていました。

ところが、今回の調査ではその傾向にある変化が生じてきているとのこと。
今回はトッパン・フォームズの田代良太郎さんをお招きして、調査から見えてくる生活者の変化や傾向についてお話いただきました。

◆日 時:2022年6月9日(木)18:30--20:10
◆テーマ:「DMに関する生活者調査(2021年度版)」徹底解剖
◆講 師:トッパン・フォームズ株式会社
          リージョン企画販促部 リージョン企画G 田代 良太郎 氏
◆会 場:天満橋レンタルルーム&セミナールーム『コクリ』

PDFはこちらから


MCEI20220601s.jpeg
MCEI20220602s.jpeg

5月のテーマは「SDGs」。企業が取り組むSDGsには何が必要なのかというお話でした。
講師はMCEI大阪支部会員でもある石光商事(株)の井上英司さん。
SDGsは社会、環境、人権など、世界的な歪みを正そうとするモノですが、キーワードの「持続可能」「経済の両立」という難題があり、この難題を解くカギに「新たな発想」が不可欠。
この「新たな発想」は、どのように創り出すのかが大きな課題です。
今回は、お話をお聞きするだけでなく、ワークショップ形式を取り入れて、参加者の皆さんと一緒になって「SDGs」について考える定例会となりました。

◆日 時:2022年5月12日(木)18:30--20:00
◆テーマ:『SDGsに必要なイノベーション起想方法について』
◆講 師:石光商事株式会社 事業改革推進本部
     サステナビリティ推進チーム 本部長補佐兼リーダー
     大阪公立大学大学院 都市経営研究科付属 都市経営研究センター 4号研究員
     井上 英司 氏
◆会 場:大阪府男女共同参画・青少年センター4F 中会議室1

PDFはこちらから



MCEI20220501.png
MCEI20220502.png

2022年度最初の定例会はWith コロナの時代になり、さらに注目を浴びるようになった「買い物弱者問題」でした。

この問題が社会課題として注目を浴びるようになって、早くも10年以上が経とうとしています。

2020年ごろから話題になりました移動スーパーの「とくし丸」の躍進などもありましたが、対策の切り札は未だ見当たらず、全国で試行錯誤が進んでいます。

4月は、この問題に早くから取り組んでおられる近畿大学の高橋 愛典先生にご登壇いただき、買い物弱者対策の類型と事例をご紹介いただきながら、各地の実情に応じた対策のあり方について議論しました。

 

 

◆日 時:2022年4月14日(木)18:30--20:00

◆テーマ:『買い物弱者対策の類型と事例 ―商学は地域を救う、のか?−』

◆講 師:近畿大学経営学部 教授 翏橋 愛典 氏

◆会 場:大阪府男女共同参画・青少年センター4F 中会議室1

 

 

PDFはこちらから

 

 

MCEIOSK_202204.jpeg

3月は大阪支部会員でもあるインテージ、K-wod両社もご参加されている「日本マーケティング・リサーチ協会 西日本コラボレーション研究会」からのプレゼンテーションとパネルディスカッションを行いました。

第1部のプレゼンテーションは日経リサーチの小島氏に『データとテキストから「誰」と「なぜ」を探索する「Key Explorer」』のお話を、そして、マクロミルの松尾氏に『ライフサイエンス、ニューロリサーチにおける無意識dataの取得』についてお話していただきました。
第2部はK-Wod舘岡氏を司会にお迎えし、第1部登壇者と共に総勢5名の調査会社の主要メンバーでのパネルディスカッションを実施。
普段なかなか直接触れることのできない調査会社の皆さんに集まっていただき、マーケティングリサーチに最新の情報をお聞きしました。
 
◆日 時:2022年3月10日(木)18:3020:00
◆テーマ:『デジタルトランスフォーメーション(DX)時代のマーケティングリサーチの新潮流
      --コラボ研メンバー各社の特徴的なメニュー幾つかを例に--』
◆登壇者:第1部:ケイパビリティプレゼンテーション
     (株)日経リサーチ 大阪・名古屋支社 チーフ・アカウントマネジャー 小島 茂之氏
     (株)マクロミル 関西支店長 松尾 真吾氏
     第2部:調査会社によるパネルディスカッション
     【司会】(株)K- Wod シニアマーケティングコンサルタント 舘岡 成之氏
      (株)市場調査社 代表取締役 立田 真氏
      (株)インテージ 西日本支社 支社長 井出裕介氏
      (株)ジャパン・マーケティング・エージェンシー 大阪事務所 マネージャー 福井 潤氏
                 (株)日経リサーチ 大阪・名古屋支社 チーフ・アカウントマネジャー 小島 茂之氏
        (株)マクロミル 関西支店長 松尾 真吾氏
◆会 場:大阪府男女共同参画・青少年センター4F 中会議室3

PDFはこちらから



MCEI_OSK_20220301.jpeg

2月はMCEI大阪支部会員でもあり、コンサルタントとして「石田梅岩の教えを現代に生かす」活動を中心的にされている清水正博氏にご登壇いただきました。
「“楽しい”より“正しい”で行動しなさい」とはMLBで大活躍している大谷翔平選手が、母校である花巻東高校の佐々木監督から行動規範として授かった言葉であり、彼の活躍の源になっている言葉。
これは日本の商いの倫理の源流にある考え方で、渋沢栄一氏の「論語と算盤」でも紹介されていますし、なにより石田梅岩の「石門心学」の根底に流れる倫理であり、商売のみならずものごとに対する普遍的な考え方です。
今、世界的にSDGsが提唱されて久しく、各企業がその実現に腐心していますが、SDGsにつながる基本的な考え方を、日本は200年前の江戸時代に石田梅岩の経営哲学である石門心学という形で確立していたといっても過言ではということがよくわかりました。

◆日 時:2022年2月10日(木)18:3020:00
◆テーマ:『持続可能な成長のカギは石田梅岩の教えにあった
     -楽しいことより正しいことを大事にするマーケティング-』
◆講 師:大和商業研究所 代表 清水 正博 氏
◆会 場:katanaオフィス淀屋橋

PDFはこちらから



Shimizu_202202s.png

2022年最初の定例会は、『カンブリア宮殿』や『ガイアの夜明け』など、メディアにもたくさん登場されていらっしゃるセメントプロデュースデザインの金谷 勉さんをお招きしました。
金谷さんは、グラフィックデザインやプロモーション、商品開発などのお仕事をベースにしながら、経営不振にあえぐ町工場や工房の立て直しに取り組む活動を全国で展開されています。
2011年に各地の町工場や職人さん達との協業プロジェクト「みんなの地域産業協業活動」を始め、この10年間で約600を超える情報連携プロジェクトを進めています。
現在も、自治体や金融機関での商品開発講座を行い、年間200日は地方を巡っているとのこと。
また、実際に職人達の技術を学び、伝える場として「コトモノミチat TOKYO」を墨田区に、大阪本社に「コトモノミチat パークサイドストア」を展開、ユーザーと生産者を結びつける取り組みもされています。
今回はこうしたセメントプロデュースデザインの活動をたくさんの事例を踏まえてお話しいただきました。

◆日 時:2022年1月13日(木)18:3020:00
◆テーマ:『強みをデザインする商品開発』
◆講 師:有限会社セメントプロデュースデザイン
        代表取締役社長/クリエイティブディレクター 金谷 勉 氏
◆会 場:katanaオフィス淀屋橋

PDFはこちらから



MCEI_202201_02.jpg

2021年最後の定例会のテーマは食品ロス。
講師の候補についていろいろ意見が出た中で、田中浩子さんは常々「まずは、食品ロスの全体像のお話から聞くべき、そしてそれなら絶対小林先生にお願いすべき」とおっしゃっていました。
「食品ロス」には単純に「もったいない」だけではなく様々な側面があると言います。例えば、コロナ禍の中で行き場をなくした農産物などの食材を消費者につなぐなど、様々な食品をめぐる協同連携の素晴らしい取り組みが生まれています。
こうしたネットワークの「つなぐ」取り組みは、持続可能な開発目標「SDGs」達成にももちろんつながってきているとのこと。
「食品ロス」の今までの全体的な流れとこれからの課題、将来へ向けての動きなど、事例を踏まえてお話しいただきました。

◆日 時:2021年12月9日(木)18:3020:00
◆テーマ:『SDGs時代の食品ロス対策―フードサプライチェーンの質的調整―』
◆講 師:愛知工業大学 経営学部 経営学科
     教授 小林 富雄 氏

PDFはこちらから



Kobayashi202112_1.jpeg

11月は、今年も品田 英雄さんが大阪までいらしてくださいました。
『コロナ禍によって「これはやってはいけない」という風潮を久々に社会が経験していて、良い意味では「大人になる、洗練される」なのですが、悪い意味では「窮屈な社会になる」という、どっちに転ぶかというのを注視していきたい。』
昨年、品田さんはこんな言葉でお話を締めくくられました。品田さんはこの1年をどう感じ、どう表現されるのか。2021年のトレンドをおさらいしつつ、2022年の予測をお伺いしました。
そして、「人新世」「リーダーシップ」「帰属意識の希薄」を2022年の3つのキーワードとしてご提示くださいました。

◆日 時:2021年11月11日(木)18:30--20:00
◆テーマ:『2021年のヒット商品を振り返り、22年を予測する』
◆講 師:株式会社日経BP 総合研究所 上席研究員 品田 英雄 氏
◆会 場:大阪府男女共同参画・青少年センター4F 大会議室1

PDFはこちらから



MCEI20211101.jpeg
MCEI20211102.jpeg

「新商品(サービス)開発」・・各社、日夜大変頭を悩ませている大きな課題だと思い
ます。
そんな中、創業の地広島で「一緒に新商品作りませんか?」と書かれたカードを配り、サポーターを募るところから始めた活動があります。それが「Calbee Future Labo」です。
「圧倒的顧客志向」、そして「既成概念に捉われない」という2つのコンセプトを掲げ、一般の消費者や社外の専門家、そして、地元の学生さんなどをメンバーに加え、ラボ感覚でスタートした新しい取り組みです。
今回は「Calbee Future Labo」の樋口さんと大塚さんをお招きし、その設立の背景や具体的な活動内容、開発された商品などのお話お聞きしました。

◆日 時:2021年10月14日(木)18:3020:00
◆テーマ:「一緒に新商品作りませんか?-Calbee Futute Laboの挑戦-」
◆講 師:カルビー株式会社
        Calbee Future Labo 樋口 謹行氏
        Calbee Future Labo 部長 大塚 竜太氏

PDFはこちらから



9月のテーマは今、大きな変革期を迎えていると言われる「オウンドメディア」。
企業のWebマーケティング戦略において、オウンドメディアの考え方が登場してきたのは2010年ごろでした。
公式のTwitterやFacebookなどSNS、公式ブログなどなど、Webマーケティングの変遷とともに顧客接点のあり方をさまざまな形に変化させながら、進化してきました。
そんな中、特にここ数年の間、ファンとの緩やかで深い接点づくり、共感するファンとのコミュニケーションの場として注目されているのが「note」です。
そして、その企業公式noteの中で最も注目を浴びているもののひとつがキリングループの「KIRIN公式note」。
今回は、すでに各メディアなどでご活躍になり、インハウスエディターとして講演や発信をし続けているKIRIN公式note編集長 平山高敏氏にご登壇いただき、オウンドメディアが社内外で果たしている役割とそのマーケティング戦略についてお話しいただきました。

◆日 時:2021年9月9日(木)18:30--20:00
◆テーマ:「内と外でコミュニティ化するオウンドメディアの戦略について」
◆講 師:キリンホールディングス株式会社
     コーポレートコミュニケーション部
     KIRIN公式note編集長 平山 高敏 氏

PDFはこちらから



8月は5年ぶりとなるベネッセコーポレーションの山本 沙織さんのご登壇でした。

ベネッセは、教育事業以外に、家族向けのメディアを複数展開。
妊育期雑誌NO.1の「たまひよ」、生活誌NO.1の「サンキュ!」、ペット誌NO.1「いぬのきもち」「ねこのきもち」など、雑誌を基軸に、WEB、通販、写真スタジオなどに幅広く事業を拡げています。

1年半以上続くコロナ禍の今、ベネッセでは、顧客の変化を追うために「たまひよ」がターゲットとする妊産婦から、学齢期の子どもの親などをターゲットに、大規模な調査を実施し続けています。

その調査結果から、コロナ禍における家族の環境変化に伴う意識や生活の変化、消費行動の変化が読み取れ、今後のコロナ時代に必要となるマーケティングの観点が必要になるかが見えてきているとのこと。

世界規模で生活環境が激変した今、未来における不可逆的な変化とはなにか、家族のインサイトはどのようにし、つかめばいいのか?というお話をお伺いしました。

◆日 時:2021年8月5日(木)18:30--20:00
◆テーマ:「NO.1メディア『たまひよ』『サンキュ!』が分析する
     "子育て世帯"のインサイトの変化とつかみかた」
◆講 師:株式会社ベネッセコーポレーション
     サンキュ!ブランドマーケティング室室長
     サンキュ!雑誌事業リーダー兼編集長代理 山本 沙織 氏

PDFはこちらから



MCEI20210801.png

7月は、今年で創設107周年を迎える「宝塚歌劇団」のお話でした。
100年以上変わらずエンターティメント業界で活動を続けているのは宝塚歌劇団。
宝塚歌劇団の成功のカギは、提供するエンターテイメントのクオリティの高さだけではありませんでした。

ファンとの世界観の共創をするマーケティングだったり、コアなファンを生み出し続けるしくみづくりがその秘訣。つまり、コロナ禍時代でも生き抜いていけるファンベースマーケティングがそこに存在しています。
宝塚の総支配人、プロデューサーを務められ、2020年に「宝塚歌劇団の経営学」を刊行された阪南大学の森下信雄准教授にご登壇いただきました。

◆日 時:2021年7月8日(木)18:30--20:00
◆テーマ:宝塚歌劇団の経営学
◆講 師:阪南大学流通学部 准教授 森下信雄氏

PDFはこちらから



MCEI20210801.jpeg