3年ぶりのREENALプロジェクトはますますパワーアップしていました。

昨日のMCEI大阪支部 2010年2月度 定例会は
りそな総合研究所の藤原 明さんをお招きして
りそな銀行が様々な企業や地域、大学などとの
コラボレーション(協働)企画を推進している
「REENALプロジェクト」のお話をお聞きしました。

会場はJR京都駅前コンソーシアム京都の4階
300人収容可能な第2講義室です。
流通業の年度末を迎えてメーカーさんが忙しかったのか
それとも京都までが遠いのかちょっとすくなかったです。

藤原さんが初めてMCEI大阪支部の定例会で
講演していただいたのが2007年5月でした。
かつてのぼくのお得意先のエライさんで
今はすっかり友人ですがに彼が銀行マンと思えない
おもしろいひとがいるから推薦しますとご紹介いただきました。

大和銀行とあさひ銀行が合併したのが2003年の3月
その2カ月後にはなんと公的資金の注入を申請するという
りそなショックと呼ばれる大暴風に見舞われます。

旧経営陣が退陣して外部から新しい経営陣が招かれ
「新しい銀行を創ろう」と全社員にメッセージが送られます。
メガバンクでもない地方銀行でもないそれぞれの地域を生かした
「REENAL」(RESONA+REGIONAL)プロジェクトが始まります。

前回の講演では「REENAL」プロジェクトが立ち上げって4年目のとき。
それから約3年経過してどんな風に成長したかを聞きたくて
忙しい藤原さんに京都までお越しいただきました。

いやあぁ!7年間これをやりつづけるというのはすごいです。
REENALプロジェクトが手掛けた施策は400以上
REENALプロジェクトのコラボレーション先は300以上。

始まりは小さなこと。そしてカタチにすること。
そうすれば「本気の」参画者が集まってくる。
クォリティにこだわってどんどん具現化すれば「拡がる」「つながっていく」

まるで町おこしです。
しらない町に飛び込んでいって課題を発見して解決する。
解決できなければできるひとを連れてくる。

もう金貸しの銀行マンではありません。
自らを広告代理店みたいと仰るぐらい
その活動は多岐にわたっています。

フローティングプラットフォームとぼくは思っています。
エージェンシービジネスはその業界、その企業、その生活者の
現場のレベル(プラットフォーム)にまで降りて行って
コミュニケ―ションをしなければなりません。

かつてのふんぞり返っている銀行マンの姿はそこにはありません。
まだまだ社内ではすべてがアウェーと仰っていました。
ぜひまた3年後にどんなふうに成長したかを聞いてみたいもんです。