コロナ禍で先行き不透明な中、何度か手にしたマーケティングの本があります。
『マーケティング戦略の実際』。
新しい年度が始まるにあたって、改めて読み返しました。

戦略デザイン研究所所長でMCEI(Marketing Communications Executives International)東京支部・大阪支部の創設者、故・水口健次氏の著書。
1983年に1版が出て2007年には3版10刷となっています。ロングセラーです。
本の最後に、実務家、水口マーケティングのキーポイントが7つ挙げられて整理されています。

7番目は、“朝は夜より賢い”。引用します。
「これは、本文に書いていないことです。人間というもの、朝は夜より賢い、と思います。思い悩むことが山ほどありますが、精一杯努力して、疲れたら飲んで寝るー それしかないと思います。朝は夜より賢いのです。明日はまた、新しい知恵と勇気が出てくるはずです」

少し煮詰まったら、いつも思い出し、勇気づけられる言葉。

“水口語録”と呼ばれる数多くの金言を残しておられます。
2008年に逝去されるまで、MCEI大阪支部1月の定例会は水口健次さんの新年の提言をお聞きするのが恒例でした。
その中で、いつも口にされていて、印象に残っているのが次の2つの言葉

「マーケティングは愛だ」
「すべてのコストの負担者はお客様である」

MCEI大阪支部のホームページには「水口創設理事長特設ページ」があります。
そこには、プロフィールや功績の他に、「水口健次著書一覧」、「水口健次年表」、「水口健次戦略コラム」を紹介しています。

例えば、「水口健次戦略コラム」を見ると水口氏は卓越した先見性の持ち主であることが分かります。2008年の時点で、ジェネレーションZを顧客として、同時に、従業員として、受け容れなければならない立場にある、恐ろしい時代、難しい時代と言及されています。

前期3月度定例会でも、水口氏の「知覚されないニーズ=生活者インサイト」がパネルディスカッションのテーマとして取り上げられました。
MCEIの諸先輩方は、よくご存知かと思いますが、是非、下記サイトをご覧いただければ嬉しいです。
また、これを機会に「水口ゼミナールリレーコラム」をスタートしますので、ご期待下さい。

↓以下からリンクしております。
【MCEI大阪支部「水口健次創設理事長ページ」】

【MCEI大阪支部「水口ゼミナールリレーコラム」】