理事長の橋詰です。9月定例会(2015/09/10)のレポートです。

熱い人です、高氏は!

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特定非営利活動(NPO)法人ノーベルは2009年に関西初の共済型・地域密着型の「病児保育事業」を確立した。
子供が生まれたら女性だけが決断を迫られる(10人のうち6人が仕事を辞める)女性は第一子出産後なぜ仕事をやめるのか?女性の家事・育児時間は男性の5倍。

子育て支援不足、GDP比1%、日本の公的支援支出額は高齢者(11):子供(1)、子育て世帯に対する支援が圧倒的に少ない。子供の病気で会社をクビになる現実、保育園では37.5度以上の熱を出すと子供を預かってくれない。
外科医で在りながら手術を断念するという前代未聞の事態も起こった。「病児保育事業」が必要となる社会の背景・文化・価値観を高氏は熱く語った!

0歳児は年間31.2日熱を出す。子供が成長する中で当たり前のこと。
圧倒的に不足する「病児保育施設」はなぜ増えない?赤字になる、予測ができない、このような社会に共済型・地域密着型の「病児保育施設」をノーベルは2012年大阪市内全域に展開していく。
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大学は関学大でアルバイトに明け暮れ、そこで得た資金をトルコ・インドへバックパッカーの旅の資金にした。
いずれの国も貧困を社会問題として抱える。社会人としてJTBからリクルートと官僚型男社会を営業として経験する。
いい青春、青年期を重ねたと思う。現代の世界における貧困の問題、資本主義の中の消費社会の現実。さらに韓国留学での自己のアイデンティティへの問いかけ、熱く現実と世界に問いかけるスタイルはこの時、身についたのでは。

様々な社会の現実の中で、大阪に7万人余り数えるひとり親と出会いながら、ノーベルの高さんは成功事例を重ねていく。
治体のサポート(淀川区で利用料金半額)、個人のサポート(年収300万円以下の人の利用料金引き下げ)、電通とタイアップしコミュニケーションデザインを展開、「働くおかん図鑑」を2010年にリリース、子供の貧困の連鎖を断ち切るためその背景に在るものを問い続け活動をつないでいく。
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新たな挑戦、子供が病気のときぐらい本当は休みたい、子供がしんどい時に預けることが罪悪感、そこまでして働きたいのか!消費社会は不足しているから満たす、困っているからお金を払って解決する。お金の無い人はどうなっていく。病児保育の必要の無いそんな街を創りたい。
今、時代の流れの中でどんな街を創っていけばいいのか、社会と人と地域(街)の在り方、繋がり方は、熱い問いかけは続いていく。

ノーベルの2020年までの5か年計画は住み慣れた大阪の中心部に病児保育の必要の無い街をつくる。
低所得でも心豊かに暮らせる街、いろいろなものがシェアできる街、子育て支援の拠点をつくること。2014年ノーブルはグーグルインパクトチャレンジで「みんなのグランプリ賞」を受賞、「助けて」と「助けたい」をつなぐマッチングのためのアプリを開発した。

今更昔に戻ることは難しい。
今あるモノをどうつなぐのか、目指すべき社会とは子供を産んでも当たり前に働ける、人と人が助け合える社会だ。
地域社会を変えるソーシャルプロモーションを持続的に続けることが大切である。
そのためには、巻き込む力が必要である、地域が中心に在り、NPO・企業・行政・個人が影響し合うイメージ(構想力)と体験に基づくVISIONを示すことが大事、でもVISIONだけでは人はついてこない、結果を生み出すサイクルを示し、実践しなければなければならない。

世の中が求めているものをSTORYにしてイメージと体験に基づいて行動することだ、高氏の熱い物語は続く。
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2015年9月11日(金) MCEI大阪 理事長  橋詰 仁