理事の伯井です。1月(2015/1/15)の定例会レポートです。

理事長の澤田がしばし入院生活をされておりますので定例会欠席されました。
お留守番として「理事長ブログ」今月は理事の伯井裕子((株)萌企画「主婦っとサーベイ」)が担当させて頂きます。

MCEI大阪支部 2014年1月度 定例会は
『ピンチはチャンス』〜需要創造は「自己改革」から生まれる〜
江崎グリコ株式会社
オフィスグリコ推進部部長 古藪 啓介氏
オフィスグリコ推進部本部 佐藤 寛純氏
オフィスグリコ推進部市場開発チームリーダー小井手 靖子氏
の3名様のご講演。

グリコがこんな熱い会社だったとは知らなかった!!
大阪の道頓堀には全世界から観光に来られる
「道頓堀グリコサイン」があります。
一粒で300メートルのゴールインマークは
見るだけで元気になれますね!
このグリコのマークも7代目。
初代を選ぶ時も子供達に選んで貰った「ゴールマーク」
顧客は子供達だから。
その視点は今も「オフィスグリコ」に継承されています。
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「オフィスグリコを皆様の会社に置いて頂いておりますでしょうか?」
のご質問に大多数の方が手を挙げておられました。
私は初めて本物を拝見しました。
B5サイズでコンパクト。お菓子の宝箱ですね。
15年前にスタートした事業で2013年度に初めて黒字転換。

『オフィスグリコとは』〜グリコサイトより〜
http://www.ezaki-glico.net/officeglico/system.html
『・商品は全て1個100円。商品を取り出すときに、代金箱に入れてください。
・1週間に1回程度サービススタッフがお伺いし、
商品の入れ替え、補充、代金の回収等の管理を行います。
・ボックスの中には10種類程度、全部で24個の商品が入っています。
BOX内の商品は、サービススタッフが訪問時に、棚段ごとに新しい商品に入れ替えます。またリクエストにもお応えできます。
・ボックスの設置には、事業所様に負担は一切かかりません。
またメンテナンスも当社サービススタッフが責任をもって行います。』

1997年。市場環境の変化によりせっかく作った商品が並ばない
短命など、メーカーのリズムで商品を販売できない状況になり
ダイレクトチャネルを作る検討から始まった事業だった。
調査の結果
オフィス周辺はお菓子を購入する場が少ない。
実はお菓子を食べているシーンは屋外レジャーよりも職場が多かった。
それなら、職場でお菓子を食べるシーンを作って行こう。
ストレス解消、気分転換のニーズがあるのでは。
0からスタートの事業。
創業メンバーは人事凍結を依頼され15年経った現在も
同じチームにおられます。
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「駅弁スタイル」で始めた。
昼休みには喜んで受け入れてもらえるけれど
仕事中はオフィスに入る事が出来ない。
しかし、宅配便なら仕事中でも入って行ける事を発見。
それなら、納品スタイルで行こうと。

「富山の薬売り」「無人の農産物直売所」「宅配便」「ヤクルト配達」
を参考に現在の形を作られました。
箱の中には、グリコ商品ばかりと思っていたのですが、
スナック菓子、米菓など他メーカーの商品も沢山。
アイス、飲料の冷凍冷蔵什器もあり、マスクが欲しい、栄養ドリンクも欲しい、という声に対応され商品も増え、まさにミニミニコンビニエンス状態の商品群。
無人でもカエルちゃんの口にちゃんとお金を入れ
利益が出ている日本ならではのビジネスモデルですね。
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昔はあった、社内旅行、社内運動会の代わりに
コミュニケーションツールとして手軽な福利厚生の場
になっているケースや
震災の時にはBCP(事業継続計画)の備蓄として
本当に役立ったとの声が多数あった。
メーカーも予想しなかった使い方を消費者が教えてくれた事に。

現在57センターがあり、利用されている企業10万企業
12万ボックス 売上48億円。

センターは
・徒歩  1キロ圏内  16センター
・車両  10キロ圏内  23センター
・複合・バイク・徒歩  18センター

車両を使ったセンターは高コストのため、黒字化に時間がかかった。
1センター建設後は、半年で1500ボックス以上設置というミッションが営業にあり。
1日60軒〜70軒のご訪問。成果は0〜20ボックス。
当初は営業に回っても断られ続けたのに、今では商談に
来て下さいとの連絡が入ると笑顔でお話下さった。
全フロアに設置されているビルもあり。

3週間ですべての商品が入れ替わる補充の仕組みなど、オフィスグリコの謎も丁寧にご説明頂きました。
「置き菓子」「リフレッシュボックス」は登録商品となり
2007(平成19)年に
「商品」「ローテション」「オペレーション」はビジネスモデルも特許取得。

「ネスカフェアンバサダー」「オフィスおかん」など、
他企業も参入。グリコのオンリーワンだったところから、業態を作るまでに至られ、まさに世界で一番近い売り場です。

今後は、大学、24時間コールセンター、工場内、京都のお寺、学校の職員室
デーサービスの入居者の訓練のため、などなど、遭遇できる場所は増えて行くようです。

昨年の黒字化の時には、江崎社長から社員だけでなく、デリバリーに回っているパート含めて700名になんと、大入り袋が。
スタートした時から社内ではいつ止める事業かと言われ続け、
会議では社長にも来年も赤字なら終わりだと言われながら。
でも、陰では「お客様と直接接する部門はここだけなのだから、見守って行こう」と応援して下さっていたのも社長。
オーナー企業の良い一面である事を心から感謝されているのが印象的でした。

Glicoスピリット
『創る・楽しさ・わくわくさせる』
グリコにわくわくさせて貰い、オフィスでリフレッシュしている大人が増えているんだ!
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