理事長の澤田です。4月の定例会レポートです。

澤田です。

いやあぁっ!こんな世界があるなんて知らなかった。

2000年にデザイナーのナガオカケンメイさんによって創設された
「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。
それがD&DEPARTMENT ディアンドデパートメント株式会社です。

昨日はMCEI大阪支部2013年4月度の定例会でした。
2013年度になっての最初の定例会は今その熱い活動が
注目を浴びているデザイナーのナガオカケンメイさんをお呼びするはずでした。

ところが急遽ケンメイさんが来れなくなりピンチヒッターで
ディアンドデパートメント株式会社 代表取締役社長 相馬夕輝氏に
代わりに来ていただきお話をお伺いしました。

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相馬夕輝(あいま ゆうき)さんは80年生まれの33歳。
今どきのシュッとした、お若いかっこいい方。
昂ぶることもなく淡々とお話されました。

ディアンドデパートメントD&DEPARTMENTのディDは
デザインdesignの「d」と話し始められました。
そしてそのデザインは「Long Life Design」

D&DEPARTMENT PROJECT(ディアンドデパートメントプロジェクト)は、
2000年にデザイナーのナガオカケンメイさんによって創設された
「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。

日本をよくするにはデザイン事務所が売り場をデザインする。
消費生活の吐き出す大いなるゴミを産みだす売り場でなく
「ロングライフデザイン」をテーマにデザインとリサイクルを
融合させた新事業として東京・奥沢を起点に始まりました。

デザインリサイクルショップ
D&DEPARTMENTは『ものを新しくつくらないこと』をテーマにしています。
つねに新しいデザインを生み、新製品を発売しつづけることだけが、
デザイナーやメーカーの使命ではありません。

すでに生み出されているデザインや製品の中にも、
普遍性を持ち、しっかりと売り続けられ、
使い続けられる製品は存在します。

D&DEPARTMENTではそういった、
長く使いつづけられる商品だけをセレクトして販売し、
お客様が手放す際には買い取って再び販売するという
『消費の現場からのリサイクル』を提唱しています。

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そんな商品の選定の5つの基準を教えていただきました。
1.作り手を知る
2.自分たちでまず使う
3.引き取る 買い取れる価値のものを販売  モデルチェンジなし 廃番もなし
4.直す 修理できないものは扱わない
5.続く ずっと作る気持ちがあるか。

それが「USED G MARK」いわゆる「GOOD DESIGN MARK」のUSED版を
グッドデザイン賞を開催している協会に認めさせ
その展示会場内にUSED G MARKショップ&カフェを出展します。

「60VISION(ロクマルビジョン)」
60年代を意識しメーカー企業の原点商品を
復刻する働きかけをメーカーに始めます。

しかし彼らはデザインや生産はしません。
あくまでも企業側がつくるのを応援します。
企業にとって鏡のような存在でありつづけます。

「NIPPON VISION 47都道府県」
メーカー企業を今度は地域に置き換えてみる。
そこにあったのは「デザイン ブッサン ニッポン」

日本じゅうを歩き回って感じたこと。
それは作り手が若い。しかし展示される場所がダサイ。
そういうものにたどり着く手段がない。

それならデザイン感覚のある道の駅のようなショップを
47都道府県につくって地域の良さを見直したい。
各地区でオーナーを探し、フライチャイズではないパートナーシップ。

現在はそんなお店が5店舗(東京本店、大阪直営店、札幌店、静岡店、鹿児島店)
将来的には47都道府県に1カ所づつ作り、全国的な規模で
「息の長いその土地らしいデザイン」の発掘、紹介をしていきたいと仰る。

そして2009年より若い作り手と若い生産者を交流させるきっかけとしての、
新しい観光をイメージした観光ガイドブック
「d design travel」を年3号(3カ所)発刊。
これも将来的には47の都道府県を1号ずつ出版していく計画。

2012年には、渋谷ヒカリエ8階に47都道府県の魅力を展示する
日本初のデザイン物産美術館、「d47 MUSEUM」をオープン。
「d47 design travel store」「d47食堂」を併設し、
立体的に日本を伝える新しいスタイルを創造。

長く続いているものの中から、本質をさぐる勉強会「d勉強の会」をはじめ、
トラベル誌で取材した場所を毎年定例でめぐるトラベルツアーなど、
物販、飲食、出版、観光を通して、47日本の「らしさ」を
見直す活動を展開されています。

そんなD&DEPARTMENTの活動に共感する多くの人が集まっています。
それが全国的な拡がりになりつつあります。
彼らのブログなどの情報発信力もすごいです。

いったいデザイン事務所の仕事が
どこまで拡がっていくのでしょうか。と
最後に相馬さんがそう話されました。

デザインは単なるデザイン作業をするのでなく
いろんな事象が起きてくるのを整理することかも知れません。
ものごとを切り取り、まとめ、方向付けする。

それが新しい価値や不変の価値を創造する。
それがデザインということかも
知れませんとまとめられました。

それってぼくたちがやっている
マーケティングではありませんか?
まさに今マーケティングに求められていることがそれなんですよね。

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2013年度のMCEI大阪支部の新しい年間テーマは
「MARKETING NEW ROAD」
−新しいマーケティングの道をデザインする−

いやあぁっ!昨日もエキサイティングなお話を聞きました。
いやいや!まだまだこの国にはいろんな可能性があります。
お若いの!見直しましたよ。

MCEIは多様なマーケティングの現場で
困難な課題に挑戦し続けている
実務家の組織です。

希望はここから、
勝負はこれから。
これから面白くなる

今日、ここからまた新しい出発
元気出していこう。
(水口語録より)