澤田です。

「客と呼ばれて喜ぶ客はおらん!」

「顧客は固有名詞を持っている」
もう4年前に亡くなった我がシショー!ミズグーこと
水口健次MCEI創設理事長に教わった言葉です。

昨日のMCEI大阪支部11月度定例会は
昨年4月の定例会で「共感で繁盛する!」というタイトルでお話しいただいた
株式会社JOYWOW取締役会長の阪本啓一さんを再度お招きしました。

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今回は、阪本氏累計31冊目の新刊を出版され
『たった一人を確実に振り返らせると、100万人に届く
「市場の空席」を見つけるフォーカス・マーケティング』がテーマです。

IT革命から始まった現在を「第4次産業革命」と呼ばれる阪本さん。
まずはスマホの発達により受信よりも発信が先行する
生活者の変化の事例を話していただきました。

それを受けてファネル理論のことも。
消費者を顧客へと導くプロセスを「マーケティングファネル」と呼びます。
「ファネル」は、じょうご、漏斗のことで大勢の消費者を集めても
顧客になってくれるのは少数しかないという理論です。

自分の満足にお金を出す。
不満、不便、不安を解決させる。
伝えたい人、伝えたいこと。コミュニティは狭く濃く。

そんな事例を多数見せていただきました。
そして「全員の平均点でなく、一人の百点満点」
変化と解決を売る。「も」は売らない(○○もありますはダメ)

再び水口語録を思い出しました。
「全体と平均のウソ、現実はすべて異常値と例外、
 その中に真実がある」とミズグーは吠えていました。

当て物から確実にヒットさせるのがいわゆるマーケティング手法。
でもそんなことが通じなくなってきている
現状の事例を多くみせてもらいました。

阪本さんになんとアマゾンからご本人の本を
買いませんかというバカなメールが届いているというはなし。
レコメンデーションはすでにシステム障害を起こしている。

もう一度手動に戻して真のOneToOneマーケティングが必要。
それがFOCUSマーケティングであり対話、信頼、物語、記憶、思い出など

価値創造マーケティングになる。

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いやあぁぁっ!今回は阪本さんが自ら取材された
多くの成功事例を見せていただきました。
今回もまさに旬な話題を聞きました。

MCEIは多様なマーケティングの現場で
困難な課題に挑戦し続けている実務家の組織です。

希望はここから、
勝負はこれから。
これから面白くなる

今日、ここからまた新しい出発
元気出していこう。
(水口語録より)