澤田です。
あんたのかあーちゃんが今日何をしていたか知っていますか。
最近のあんたのかあーちゃんがなにをしているか知っていますか。
いまあんたのかあーちゃんの頭の中は
なにでいっぱいなのか知っていますか。
昨日のMCEI大阪支部 2011年5月度 定例会は
なーんも考えとらん男どもに今の「女ゴコロ」が
どうなっているのかを教えていただきました。
お招きしたのは(株)レスコフォーメイション 常務取締役
女ゴコロマーケティング研究所 所長 木田 理恵さん
ぼくより23歳もお若い1児の主婦でもあります。
講演の前半は今なぜ「女ゴコロ」なのか?という
何をいまさらというテーマではありますが
「女ゴコロ」視点がここまで拡がっている事例をご紹介いただきました。
すなわち女性市場戦略プロジェクトは
極々当たり前のことでいろんな業界に拡がっています。
今まで「男ゴコロ」市場と思われていた業界です。
自動車業界、家電業界、東急ハンズ、CVS、などなど。
その各業界が女性市場に取り組むワケも聞きました。
先ず消費の環境変化が生まれる。
・女性は消費財の8割を購買決定権を握っている。
・女性は、夫、子供、親の消費にも口を出す。
妻が代理購買をする。
・ダンナの服や下着、子供用品を代理購買
・生活コミュニティーを持ち横へのクチコミ
・経済力を持ち、時間をお金で購入する
育児や主婦労働のストレスから逃れることができる
ツールを購入し、そのご褒美も欲しい。
・男性より購買意欲が高い。
男女は平等ではあるが性差がある。
役割がちがう。価値観も違う。
男性はシステム・スペックを重視し、
女性は共感.・イメージを考える。
男女買い物価値観の違い
男:勝負、商品知識、内緒  ハンティング
女:親和、共感、クチコミ 共感しあう
なぜバック売り場に姿見の鏡があるのか。
鞄はA4のファイルを入れるためではなく
持って歩くファッションアイテム!なるほど!
そして講演の後半は女性の購買心理と女性の心をつかむ
メーカー側や接点企業からの
8つのキーワードについてのアプローチを聞きました。
愛、育む、選ぶ、共感、誠実、特別、ご褒美、学び
お話を聞きながらぼくはミズグーシショーこと
水口健次MCEI創設理事長のことを思い出していました。
「うちのかーちゃんがなぁ」とよく講演されていました。
以下ミズグーが数年前に遺してくれた名言の数々です
●日本の消費
我が国の消費構造は豊かで大きく変化が激しい
情報量が多く、価格に敏感で高級品、新製品が売れる。
非計画購入率が高い。
同じものからぴったりのもの
モノ・単品からコト・ソリューション
メーカーの時代から接点企業の時代
品質にウルサイ、値段の安さではすまない。
接客にウルサイ、大事に扱われたい。
そして消費リーダーは女性だ。
●ネクスト・エコノミーの主役たち
女は始発!男は終着
リタイアしシニアデビューするD-ジェネ
オールド・エコノミーからネクスト・エコノミー
【引用ここまで】
2008年に76歳でお亡くなりになったミズグーと
昨日の講師の木田さんのお言葉が
驚くほどぴったりと重なります。
と言っても世の中には男と女しかいません。
対立軸で考えるのでなく共存・共感で
暮らしていけることがすばらしいと
木田さんは講演を締めくくられました。
MCEIは多様なマーケティングの現場で仕事をしている実務家の組織です。
メーカー、流通、エージェンシー、メディア、コンサルタント。
どこに所属していても、すべて困難な課題に挑戦している実務の人ばかりです。
MCEIが問題にするマーケティングの領域は広範です。
商品開発、広告、販促、営業、流通、さらに組織や経営も取り上げます。
実務の世界では、すべて分かちがたく結びついているからです。
MCEIは、非営利のマーケティング研究組織として、
会員のボランティアで運営されています。
永年の活動が評価され、NPO法人として認証されています。
いやあぁぁっ!やっぱりMCEIはおもしろい!
MCEI大阪支部の2011年度の年間テーマは「素」(す)のマーケティング。
これからの企業は日頃の「素」顔が試されることになります。
来月は講師にあのwww.さとなお.comの佐藤尚之さんを約1年ぶりに
再びお招きしてソーシャルメディアについて語っていただきます。
ぜひ!MCEI大阪支部の定例会に参加されませんか。