10月9日はMCEI大阪支部10月度定例会でした。
年に1回だけのアウトドア定例会。
今回は神戸地区にお住いの理事・会員さんのご尽力で開催しました。
テーマは神戸、光と影
<オールドハーバーとオールドタウンを歩く>です。
プランニングされたプログラムは三部構成。
第一部:キャナルプロムナード周辺から新開地までを歩く。
朝から雨だったのですが集合時間の直前はものすごい
横殴りの豪雨でどうなることやらと思ったのですが
なんとか小降りになったので完歩できました。
JR神戸駅中央改札口に集合して、地下鉄で1駅移動、
神戸市中央卸売市場からキャナルプロムナードを抜けて
兵庫運河とその周辺にある平清盛塚と琵琶塚や兵庫大仏をみて
古代大輪田泊の石椋から高田屋嘉兵衛本店跡をみて
巨大ビリケンさんが安置されている松尾稲荷神社と
レトロな稲荷市場を通りぬけて新開地ガスビルまで歩きました。
そして新開地まちづくりスクエアをお借りして講演です。
第二部:新開地のまちづくりに学ぶ
「ファンづくりのためのマーケティング戦略」
講師は新開地まちづくりNPO事務局長古田篤司さん。
じつはぼくは今回担当の理事さんたちに企画を
お任せしていたのでほとんど認識しておらず
古田さんもなんとなく勝手に年配の頑固なおっさんを
想像していたのですがまったく違いました。
あとで聞くと大学はぼくの後輩でだいぶお若い方。
それでもこの新開地にやってきて11年と仰る。
その後の夜の散策でもお店の方たちとすっかり顔なじみで
定着されて活動されているのがよく分かります。
〜新開地のまちづくり〜
ファンづくりのためのマーケティング戦略
まちづくりでマーケティング戦略は実際にはあまり聞きません。
1.なぜ「ファンづくり」を戦略にしたのか?
戦略なき、個別事業の積み上げでない。
事業ありきでなくビジョンありき。
先ずは衰退したまちを直視する。
新開地地区は3K(こわい・汚い・暗い)のまちのイメージ。
「行ってはいけないまち」からの脱却
特色、魅力を徹底的に伸ばす
「〜B面の神戸・新開地〜」顧客づくり
未来の顧客を創造する。
ポジョショニングを考える。
まちの見える化。
シーダー(種まく人)探し。
神戸新開地音楽祭やザ・シンカイチツアーの開催
女性限定新開地映画祭「ラブ&エロス」や社会見学会などなど
広報の専任担当を設置する。
ちょっとやってきて分析だけして去っていくコンサルではなく
現地に常駐する実践タウンマネージャーのコーディネートが
まちに新たな価値を生み出すというお話を聞きました。
そのあとはまだ仕事があるという古田さんを無理やり連れ出して
夜の新開地を散策して最後は懇親会でおでんをたらふくいただいて
ようやく雨の上がった神戸・新開地を満喫しました。
MCEIは多様なマーケティングの現場で仕事をしている実務家の組織です。
メーカー、流通、エージェンシー、メディア、コンサルタント。
どこに所属していても、すべて困難な課題に挑戦している実務の人ばかりです。
ぜひ来月の定例会もご期待下さい。
会員でない方も態研参加ができます。
お待ちしております。